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ロシア軍艦に逃げ場なし? ウクライナ軍「“1000km以上”飛び艦隊を襲撃」長距離攻撃を行った兵器とは?

乗りものニュース / 2024年11月8日 11時42分

カスピ小艦隊旗艦のゲパルト級フリゲート(画像:パブリックドメイン)。

計3隻が損傷か?

人が乗る小型機を自爆ドローン化

 ウクライナ軍の無人機がロシアカスピ小艦隊の艦艇を攻撃したと、ウクライナ国防省の公式ニュースサイト「アーミーインフォーム」が2024年11月6日に発表しました。

 この攻撃には、ウクライナ国防省情報総局の自爆用無人機が使用されたとのことです。機体はウクライナ製の小型飛行機アエロプラクトA-22を自爆ドローン化したもので、ウクライナの前線から約1100km以上離れたダゲスタンのカスピースクまで飛行し、港に停泊していた艦艇に突っ込んだとのことです。

 ウクライナ国防省はこの攻撃で、巡航ミサイル発射能力のあるゲパルト級フリゲートでカスピ小艦隊旗艦の「タタールスタン」と、同型の「ダゲスタン」の2隻になんらかの損傷を与えたほか、小型のミサイル艦1隻も損傷させたと発表しています。

 A-22を自爆ドローン化した機体は、これまでもウクライナ軍が1000km以上離れた長距離の攻撃に使用しており、製油所の攻撃などを成功させています。

 なお、ロシアのカスピ小艦隊は世界最大の湖であるカスピ海を活動拠点としており、最近ではシリアのアサド政権支援のためにISILに対する巡航ミサイルによる攻撃を行ったことがあります。

【動画】大きな爆発が…これが自爆ドローンが艦隊に突っ込んだ瞬間です

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