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「西武の赤い機関車」がまさかの“電車”に 秩父開通55周年で“白い電車”をカラー変更

乗りものニュース / 2024年11月10日 10時42分

西武の電気機関車E851形。貨物輸送が全廃となった1996年に引退している(画像:西武鉄道)。

そうきたか~

「西武の赤い機関車」を電車に

 西武鉄道が2024年11月11日(月)より、4000系電車のカラーリングを変更。往年の電気機関車E851形を彷彿させるカラーにして運転を開始します。

 E851形カラーの4000系は、「西武秩父線開通55周年記念車両」に位置付けられます。

 1969年10月14日に開通した西武秩父線は、武甲山から産出された石灰石を原料とするセメント輸送も目的の一つでした。そのセメント輸送を担った電気機関車がE851形で、赤いボディが特徴。最大25パーミルの勾配を重連で1000t牽引できる私鉄最大級の電気機関車でした。

 この「赤い機関車」カラーを施すのが、“白い”車体の4000系電車です。1988年に登場したセミクロスシート車両で、翌年から秩父鉄道へ乗り入れています。

 西武鉄道によると、異例の「電気機関車リバイバルカラー」は4000系の4017編成に施しているとのこと。同社は「『E851』の雄姿を彷彿させる車両でこれから行楽シーズンを迎える秩父へ観光にお出かけください」としています。

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