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アストラムライン「広島ぐるり化」ついに動き出す! 延伸計画の詳細あきらかに 終点はJR・広電と接続

乗りものニュース / 2024年11月10日 8時12分

新交通システム「アストラムライン」(画像:写真AC)。

途中には6駅を設置予定。

バスで38分→アストラムラインで13分へ

 広島市は2024年11月6日(水)、新交通システム「アストラムライン」の延伸計画について、10月下旬から11月上旬に取りまとめた都市計画原案を公表しました。アストラムラインは市北西部の宅地化に伴う人口急増に対応するために導入され、現在は市中心部の本通駅から郊外の広域公園前駅までの18.4kmを約37分で結んでいます。

 延伸区間(西風新都線)は五月が丘地区、石内東地区、己斐地区を経由し、JR西広島駅までを結ぶ計画です。途中には「五月が丘1」「五月が丘2」「石内東」「己斐上」「己斐中」「西広島」の計6駅が予定されています(いずれも仮称)。駅部を除き、単線とする計画です。

 延長は約6.9km。うち高架部が約4.7km、地表部が約0.5km、地下部が約1.7kmです。また石内地区(広島修道大学の南側)には車両基地が設けられる予定です。駅での停車時間も含めた列車の速度である「表定速度」は27km/hを見込みます。

 概算事業費は約760億円。利用人数は1日あたり9100人を見込みます。整備効果について、五月が丘地区から西広島駅へは、現行のボンバスと比較し25分短縮され、高頻度かつ定時運行が望めるとしています。

 新たな終点となる西広島駅では、JRに直行するように駅が設けられ、乗り場は地上3階となる予定です。改札を兼ねる2階には歩行者デッキが整備され、JRの自由通路および広島電鉄とも接続します。

 11月現在、都市計画法や軌道法上の手続き、詳細設計が行われています。今後は2025年度に用地測量、2027年度から用地取得、2030年代には着工し、2036年の開業を目指すとしています。

【イメージ動画】延伸区間を行くアストラムライン

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