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異色の「ドクターイエロー」が走った!車内は“国民的調味料”一色 乗客も乗せた

乗りものニュース / 2024年11月13日 8時42分

「ドクターイエロー」こと923形新幹線電気軌道総合試験車(画像:写真AC)

最初で最後!?

「ドクターイエロー味ぽん号」が運転

 東海道新幹線とミツカンの調味料「味ぽん」は、どちらも2024年が60周年となります。「味ぽん」が60周年を迎えた2024年11月10日(日)、両者のコラボ企画として、「ドクターイエロー味ぽん号(T4編成)」が新大阪~東京間で運行されました。

「ドクターイエロー」こと新幹線電気軌道総合試験車は、営業路線を走りながら電気設備や軌道設備などの状態を確認する車両です。10日に1回程度しか走行せず、運行ダイヤも公表されていないため、神出鬼没のレア車両として高い人気を誇っています。

 JR東海が保有するT4編成は2001年9月から運用を開始。2005年に登場したJR西日本所属のT5編成と交互に走行し、東海道・山陽新幹線(東京~博多間)で検測を行ってきました。
 
 ただ老朽化のため、T4編成は2025年1月に、T5編成は2027年度を目処に引退する計画です。「ドクターイエロー」が担当している検査業務は、2027年度以降、N700Sに導入される営業車検測機能によって代替される見込みです。

「ドクターイエロー味ぽん号」は、ミツカンの「味ぽん」公式Xアカウントで参加者が募集され、当選者が乗車することができました。始発駅となる新大阪駅では出発セレモニーも開催されるなど、大きな注目を集めたようです。車内は「味ぽん」の装飾が施されており、普段とは違った形で運行されました。

「ドクターイエロー」T4編成は引退が迫る中、初めて企業コラボによる貸切列車として運転されました。

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