山手線「懐かしの車両」が復活!? 首都圏では“ほぼ絶滅”のレア形式 大宮のイベントでお披露目か
乗りものニュース / 2024年11月15日 10時42分
これはアツい!
山手線色の205系を復刻?
JR東日本大宮支社は2024年11月14日、今月23日(土)に開催されるイベント「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」で、「いつもと違う色の車両」を展示すると発表。画像も公式Xで公開しました。
画像にはモザイクがかけられていますが、山手線の205系のように見えます。大宮総合車両センターには、205系のトップナンバー車である「クハ205-1」が訓練車として保管されており、これまでは京葉線のラインカラーである「ワインレッド」の帯を巻いていました。この車両が山手線のラインカラーである「ウグイス」に変更され、イベントでお披露目されるとみられます。
205系は、それまで国鉄の通勤電車を支えてきた103系に代わる次世代車として導入された車両です。既に中央線快速や中央・総武線各駅停車に導入されていた201系の設計を見直し、さらなる省エネや製造コスト削減を図ったほか、JR初のオールステンレス車体が採用され、「銀色」が目を引く電車となりました。
1985(昭和60)年の3月25日から山手線で走り始め、同線の象徴になりました。山手線用の205系は、最初に投入された第1編成から第4編成までは「量産先行車」とも言われ、車体側面の窓は上段が下降して下段が上昇する2段窓(通称:「田窓」)でした。しかし、第5編成からは一段下降式の窓に変わり、車体側面のイメージが変わっています。
デビューから20年後の2005(平成17)年、E231系に置き換わる形で、山手線から引退。ラインカラーを塗り直し、武蔵野線や京葉線をはじめ、各線区に転出していきました。JR東日本では現在、南武支線や仙石線に一部の車両が残るのみとなっています。
なお、保管されている「クハ205-1」は先述の量産先行車で、山手線で活躍した後、京葉線に転属した車両です。今回の塗装変更で、デビュー当初の姿に戻ることになります。
車両がお披露目される「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」への入場には、入場券(500円)が必要。当日は房総特急で活躍した255系の試乗会も開催され、試乗会付き入場券は1000円となります。入場券は2024年11月1日10時から11月23日(土・祝)15時まで、JRE MALLチケット大宮支社店で販売されます。
【画像】山手線色に復刻された205系
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