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米空軍の空中給油機が“史上初の燃料補給”相手の機体がロシア製!? どこの所属の機体なのか

乗りものニュース / 2024年11月19日 8時42分

給油用プローブを出すSu-30MKM(画像:アメリカ空軍)。

珍しい組み合わせ。

マレーシア軍のスホーイにKC-135が給油

 アメリカ空軍は2024年11月12日、KC-135空中給油機がロシア製スホーイSu-30MKMに空中給油を実施したと発表しました。

 今回給油を実施した機体は、ロシアのスホーイが開発したSu-30MKIをマレーシア空軍仕様としたものです。クアラルンプールにあるスバン基地所属の機体3機が訓練を行いました。なお、アメリカ空軍の空中給油機がロシア製の機体に給油している映像が公開されるのは、今回が初めてです。

 アメリカ空軍が運用しているF-15やF-35Aなどの戦闘機は、機体背面に空中給油受油口があり、給油機が、その尾部に設置されたブームを操作して、受油機の燃料口(リセプタクル)に接続フライングブーム方式で給油を受けています。

 しかし、Su-30MKMは機首近くにある空中受油プローブを介して給油を行うため、今回の空中給油訓練では給油ホースを垂らした状態で飛行し、先端に漏斗状のバスケットであるドローグとプローブを接続させる、プローブアンドドローグ方式での給油が行われたようです。

 2017年以来、アメリカ空軍とマレーシア空軍は、強力なパートナーシップを結んでおり、相互運用性と統合能力を向上させています。今回の訓練もそのパートナーシップの一環となります。

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