ナニコレ! 「ジャンボ機そっくりなプロペラ機」なぜ誕生? 名機が「747っぽく」魔改造された納得の理由とは
乗りものニュース / 2024年11月26日 16時12分
「ジャンボ機」の名で親しまれるボーイング747は、胴体前方が盛り上がった形状が特徴です。ただ747デビュー以前、似たような形状を採用したプロペラ機がありました。なぜ「747っぽいルックス」となったのでしょうか。
開発目的は「ジャンボ機」とは違う
胴体前方が“コブ”のように大きく膨らんだ形状が特徴の「ジャンボ機」ことボーイング747。この胴体形状に非常によく似たプロペラ機が存在します。それがATL-98「カーヴェア」貨物機です。しかしこの機が「ジャンボ機っぽいプロペラ機」となったのは、747シリーズとは全く異なる理由からです。
ATL-98はアメリカにかつて存在した大手航空機メーカー、ダグラス社の輸送機DC-4/C-54をベースに、大きな改修が施されたモデルです。全長約31m、全幅約36mで、おおよそ747の半分程度のサイズです。
この機が生み出されたのは、機内に自動車を乗せ空輸するためです。機内には、普通自動車を5台載せられるほか、747貨物機のように機首にドアが設けられ、そこから自動車を載せることができました。開発はイギリスのアビエーション・トレーダーズ・リミテッド(ATL)で、大型の自動車輸送用貨物機の需要があると判断したなか、その当時はベース機であるDC-4/C-54が入手しやすい環境下にあったためとされています。
ATL-98は最終的には21機生み出され、そのなかには元JAL(日本航空)機を改修した機体も存在しています。
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