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もう深刻化“日本のシリコンバレー渋滞”解消なるか!? 熊本ー大分直結「中九州横断道路」整備さらに加速 阿蘇までとにかくつなげろ!?

乗りものニュース / 2024年11月20日 12時12分

中九州横断道路の一部、国道57号北側復旧道路。JSMC工場付近からここまでをつなぐ区間の事業も進んでいる(画像:写真AC)。

まもなく生産開始!

「半導体工場」稼働でいよいよ渋滞ヤバイ?

 国土交通省 熊本河川国道事務所は2024年11月15日、国道57号「中九州横断道路」の一部を構成する「大津道路」4.8kmについて、中心杭打ち式を2025年1月19日に開催すると発表しました。

 中九州横断道路は熊本市から阿蘇を越えて大分市に至る地域高規格道路で、計画延長は約120km。現在は大分の犬飼IC~竹田IC間(犬飼千歳道路・千歳大野道路・大野竹田道路)や、熊本の阿蘇西IC~大津IC間(国道57号北側復旧道路)が開通しています(未開通部のIC名は全て仮称)。

 このうち「大津道路」(大津IC~大津西IC)は、2024年度に事業化したばかりの区間。これ以西の熊本環状道路・九州道から大津西ICまでの区間は事業化しており、“空白区間”が埋まるメドが立ってきました。

 大津西IC付近では、台湾の半導体大手TSMCの子会社「JSMC」の工場が2024年末にも生産を開始する予定のほか、ホンダの熊本工場もあり、交通渋滞が深刻化しています。この解消の切り札が中九州横断道路です。「日本の経済安全保障の一翼を担う」存在としても位置付けられており、政府もその整備を急いでいます。

 中九州横断道路で未事業化は、阿蘇を貫く区間と、大分県側の「犬飼~大分(東九州道)」区間のみとなりました。また、2026年度には阿蘇の難所を貫く「滝室坂トンネル」も開通予定。阿蘇より東側の方が整備が進んでいますが、TSMCの進出に伴い、熊本側の区間も急ピッチで進んでいくかもしれません。

 なお、熊本環状連絡道路から大津西ICまでの約18kmについては、有料道路事業の導入も検討されています。

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