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空自の「次期戦闘機」実現へ大きく前進!共同開発の本部はどこに?初代トップは日本人!?

乗りものニュース / 2024年11月22日 6時12分

次期戦闘機は、航空自衛隊のF-2戦闘機の後継となる(画像:航空自衛隊)。

連携する無人機の研究も進んでいきます。

日英伊が「GCAP」推進で一致

 防衛省は2024年11月20日、ブラジル・リオデジャネイロを訪問中の石破茂内閣総理大臣が、日英伊の首脳会談を行い、次期戦闘機「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」を推進していくことで一致したと発表しました。

 GCAPは、航空自衛隊が運用するF-2戦闘機と、イギリス・イタリアの両空軍が配備している「ユーロファイター・タイフーン」戦闘機の後継となる新戦闘機を共同で開発するプロジェクトです。
 
 2035年度までの共同開発完了を目指しており、2023年12月に3か国がGCAPを管理する国際機関GIGOを設立する条約に署名しています。

 11月20日にGCAPの共同声明が出され、GIGOの本部はイギリスに置くこと、GIGOの初代首席行政官は日本から派遣すること、企業が設置するジョイント・ベンチャーの初代トップはイタリアから派遣することなどが盛り込まれました。

 日本政府は、GIGOの初代首席行政官に、元防衛審議官の岡真臣氏を指名しています。なお、ジョイント・ベンチャーの本部も、GIGOと同じく英国に設置されるとしています。
 
 防衛省は来年度予算の概算要求に、次期戦闘機の開発費として1127億円を計上。共同開発を推進するため、GIGOに資金を拠出し、性能確認試験に向けた必要な準備などを実施する方針を示していました。また、次期戦闘機と連携する無人機や、搭載するミサイルである「次期中距離空対空誘導弾」の研究開発費も計上しています。

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