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「超型破りな見た目→だからスペック激強です」な斬新旅客機、なぜこの形に? 「革新的」なその全貌とは

乗りものニュース / 2024年11月23日 7時12分

Natilusが開発研究を進めている旅客機「Horizon BWB」イメージ(画像:Natilus)。

アメリカのスタートアップ企業、Natilusが、最大200人の旅客機「Horizon BWB」の開発研究を進めています。この機は、現代の旅客機とは全く異なるユニークな機体デザインが特徴で、同社は「革新的な設計」とコメントしています。

メリット多数の「エイ」デザイン

 アメリカのスタートアップ企業、Natilusが、最大200人の旅客機「Horizon BWB」の開発研究を進めています。この機は、現代の旅客機とは全く異なるユニークな機体デザインが特徴で、同社は「革新的な設計」とコメントしています。

「Horizon BWB」は、まるで「エイ」のようにも見える、翼と胴体が一体となった形状「ブレンデッド ウィング ボディ」を特徴とし、エンジンを胴体の最後部の上に2基設置したデザインとなっています。

 この形状は空気力学的に効率が高く、抗力を低減して燃料消費量を削減するほか、飛行効率を高めることでエンジンを小型化でき、さらに重量の削減できる――といった相乗効果が期待できるといいます。また、エンジンを胴体の上に配置することで、胴体が「カベ」のようになり、機体の下部に伝わる騒音が大幅に低減されるとしています。

 なお、このことで、最大約6500km(3500海里)の航続距離を持ちながら、既存のボーイング737MAXやエアバスA320といった同クラスの旅客機と比較して客室容積を大きくしつつ、さらに運航コストを半減し、約30%燃料消費量を抑えられるとしています。

 なお、同社では「ブレンデッド ウィング ボディ」デザインの貨物機の開発研究をすでに進行中。「Horizon BWB」は、この貨物機開発プロジェクトに次ぐものとなります。

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