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「空中ドローン空母」をウクライナ軍が公開 自爆ドローンを複数搭載可能 創作物の話が現実に?

乗りものニュース / 2024年11月26日 11時42分

運搬車両に載せられた「Dovbush T10」無人航空機(画像:ウクライナ国防省)。

無人機に搭載したドローンで攻撃。

最大6機を搭載する無人機が親機

 ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」の公式Xは2024年11月25日、自爆ドローンを搭載できる空中ドローン空母を公開しました。

 このドローン空母は、ウクライナで開発された「Dovbush(ドブブッシュ) T10」という、無人航空機に自爆ドローン用のFPVドローンを取り付けたものです。最大6機を搭載可能とのことです。

 もちろん空中での切り離しも可能で、自爆ドローン単体では飛行が困難な遠隔地への輸送や、地上や低空の監視が厳しいエリアなどでは、無人機に搭載した状態で高高度から侵入することもできるようです。

「ユナイテッド24」が公開した動画では、機体から子機である自爆ドローンを切り離す場面までしか公開されていませんが、SNSなどで拡散されているほかの動画では、子機が切り離された後、テスト用に置かれた車両に攻撃を加えるまでの様子が捉えられているものもあります。

 かつてアメリカや旧ソ連では「パラサイト・ファイター」と呼ばれる、大型航空機に搭載し、空中で切り離すことで防空任務を行う戦闘機の開発が試みられたことがあります。また、創作物でも度々こうした空中空母は登場していますが、ウクライナ軍は無人機でそれらに近い形を実現したことになります。

【動画】発進! これが、母機から切り離され飛行する自爆ドローンです

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