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ウ軍が絶賛「ヘリからの攻撃にも耐えた」英国供与の戦車 防御力以外に“巨体”ゆえの魅力も

乗りものニュース / 2024年11月28日 11時42分

訓練中の「チャレンジャー2」(画像:イギリス国防省)。

頑丈な戦車と評価されているようです。

クルスク越境攻撃で使用されている戦車

 ウクライナ国防省の公式サイト「アーミーインフォーム」は2024年11月22日、イギリスから供与された主力戦車「チャレンジャー2」の前線での性能について明かしました。

 イギリスが「チャレンジャー2」の供与を決定したのは2023年1月で、その後14両を供与したといわれています。以降、目立った動きはありませんでしたが、2024年8月、ウクライナ軍がロシア・クルスク州へ越境攻撃した際に「チャレンジャー2」が使われたことが発表されていました。

 ウクライナ国防省によると、「チャレンジャー2」はウクライナ軍の中でも、西側供与兵器を数多く配備している精鋭部隊の第82独立空中強襲旅団が使用しているそうです。

 同旅団は「チャレンジャー2」のことを親しみを込めて「ベイビー」と呼んでいます。

 同旅団所属の戦車兵によると、「チャレンジャー2」の優れている点として、砲弾の命中精度を挙げています。120mmライフル砲と優れた射撃管制システムのおかげで、最大10km先の目標に命中させられるとのことで、「スナイパーのように働く」と評価されています。なお、2024年現在の戦車は砲身内に溝がない滑腔砲が主流で、溝が刻まれたライフル砲を持つ「チャレンジャー2」は珍しい戦車です。

 また、対弾性能もかなりのもののようで、「ロシア軍ヘリがロケットランチャーで攻撃してきたときの命中弾に耐えたこともある。これにより隊員の命も救われた」と明かしています。

 ちなみに「チャレンジャー2」は、全高3.4m、全長8.3m、全幅3.5mもある大型の戦車のため、車内スペースもかなり広々で好評のようで、同旅団の戦車兵は、アメリカから供与されているM1A1「エイブラムス」よりも広く、窮屈な旧ソ連戦車とは比較にならないと感想を述べています。

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