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なんと身勝手… 撮り鉄「警笛を鳴らしても後退せず」 危険な行為に市地下鉄が警告

乗りものニュース / 2024年11月29日 7時12分

福岡市地下鉄空港線の新型4000系電車(画像:写真AC)。

福岡市地下鉄空港線での出来事でした。

それじゃホームドアの意味がないのでは…

 福岡市地下鉄が2024年11月27日(水)、「撮影者の皆様へ」と題し公式Xへ以下のように投稿しました。
 
昨日、西新駅のホームドアから線路側へ乗り出して撮影する行為が発生しています。
警笛を鳴らしましたが、撮影者は後退することなく撮影を継続しており大変危険な状態でした。
今後、公式Xにて同種の警告ポストを行うことがないよう、皆さまのご協力をお願いいたします。

 ホームドアがあるからといえ、身を乗り出せば列車と衝突する可能性があるほか、運転士や駅係員の安全確認に支障をきたす恐れもあります。またホームドアによっては、一定の範囲に障害物を検知すると異常事態と判断し、列車の運行を停止する信号を発するものもあります。いずれにせよ、安全運行を妨げる行為であることに疑いはありません。

 鉄道の撮影を趣味とする、いわゆる「撮り鉄」の振る舞いは、各地で問題となっています。法律上は、旅客用ではない鉄道用地へ立ち入ったとみなされれば、鉄道営業法第37条に抵触する可能性もあります。2021年3月には、JR中央線の線路内へ侵入した撮り鉄が付近の列車の運行を約30分間止め、同法第37条違反で書類送検されています。

 撮影の邪魔だからと木を伐採するなど、他人の物を損壊した場合には、刑法第261条に規定される器物損壊罪が成立する可能性があります。

警笛にも動じず… 危険な撮り鉄を捉えた写真

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