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“日本式”の台湾新幹線「増車」へ 開業時から乗客“5倍” 日本企業が車両検修設備を拡張

乗りものニュース / 2024年12月1日 15時12分

台湾高速鉄道(画像:写真AC)。

三菱重工業は、台湾高速鉄道を運行する「台湾高鉄」から、車両基地内の検修庫増設に伴う関連設備の新設・改修工事を受注したと発表しました。

三菱重工が車両検修設備の拡張を担う

 三菱重工業は2024年11月29日、台湾高速鉄道を運行する「台湾高鉄」から、車両基地内の検修庫増設に伴う関連設備の新設・改修工事を受注したと発表しました。

 台湾南部、左営(高雄市)の車両基地にある車両検修設備の拡張を請け負います。現在12両編成となっている高速鉄道の増車を見据えたインフラ整備です。

 台湾の高速鉄道は2007年の開業時に年間約1500万人であった乗客数が、2023年には約5倍の約7300万人へ増加。累計乗車客数は8億人を突破したそう。高鉄は乗客数の増加に対応する工事を進めています。

 もともと台湾の高速鉄道は日本企業7社のコンソーシアムが受注し、700系新幹線ベースの車両が使われるなどしてきました。今年4月には、N700Sベースの新型車両を日立・東芝などのコンソーシアムが受注し、日本車輛製造も製造を担当します。

 三菱重工は、2016年に開業した高速鉄道の台北―南港間延伸プロジェクトなどに関わっており、今回の検修設備の受注は、その実績が高く評価されたとしています。

※一部修正しました(12/1)

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