米軍秘蔵の“弾なしステルス艦”いよいよ改善!? 「主砲が外されてる…!」代わりの武装で逆襲へ?
乗りものニュース / 2024年12月3日 15時12分
主砲は取り外して別の兵器が取り付けられる?
主砲の弾すらなかったステルス艦がようやく使い物に?
アメリカ海軍が運用しているステルス駆逐艦ズムウォルト級に極超音速ミサイル用の発射台が設置されていることが2024年12月1日、アメリカメディアの報道で明らかとなりました。
当初ズムウォルト級は、敵に見つかりにくいステルス性を活かし、沿岸部に近づき、そこから陸上への火力支援を行うことを想定して建造された艦でした。
そのために、同級は主砲に155mmAGS(先進砲システム)という独自の砲塔を2基装備していました。砲弾も専用となっており、GPSと慣性航法装置による誘導とロケット補助推進を採用した LRLAP(長射程対地攻撃砲弾)が開発されました。
しかし、建造費や維持費などのコスト増のため、同級の建造数が当初の24隻から最終的に4隻に削減されると、1発1億円以上と巡航ミサイル並みの値段になることが見込まれた155mmAGSの砲弾調達もキャンセルとなってしまいました。
以降、砲弾の撃てない駆逐艦となってしまったズムウォルト級は、2023年8月から1番艦の「ズムウォルト」が、2年にわたる改修を受けています。
今回の報道では、当初の改修計画通り、砲塔が取り外され極超音速ミサイルの発射台が取り付けられている最中であることが確認されました。極超音速ミサイルとは音速の5倍以上の速度で飛行する兵器のことで、迎撃が非常に困難とされています。
すでにロシアでは、3M22「ツィルコン」という艦艇発射型の極超音速ミサイルがウクライナへの攻撃に使用されています。ズムウォルト級では、開発中の「通常型即時攻撃 (CPS)」という音速の7~8倍で飛行するミサイルの発射台が計4台取り付けられる予定で、1隻あたり12発の極超音速ミサイルの発射能力を有する予定となっています。
※一部修正しました(12月03日15時35分)。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
『Star Citizen』最大規模の大型軍用船コルベット艦「Polaris」操縦可能で完全実装―価格は約14万円~、今なら試乗可能
Game*Spark / 2024年11月28日 0時4分
-
海自がロシア軍の「巨大な最新原潜」を初確認!北海道沖に現れる 防衛省が画像公開
乗りものニュース / 2024年11月13日 6時12分
-
「間もなく退役…しません!」 アメリカ海軍の超ベテラン軍艦がまさかの”定年延長” その理由とは?
乗りものニュース / 2024年11月10日 19時12分
-
日本海軍「屈指の異形戦艦」とは まるで違法建築!? どうしてここまでゴテゴテに…?
乗りものニュース / 2024年11月8日 16時12分
-
中国海軍の国産空母と巨大ミサイル艦が日本近海に出現!「ベテラン護衛艦」が警戒監視 艦載機の発着も確認
乗りものニュース / 2024年11月6日 6時12分
ランキング
-
1宝くじは岡山が今、ホットスポット? 売り場数は全国の2%でも「億超え」当せん3年で13本、計44億円!年末ジャンボもそろそろ…
まいどなニュース / 2024年12月4日 11時55分
-
2低資金で開業しやすい仕事は? オススメ10業種と成功のポイントを解説
マイナビニュース / 2024年12月4日 9時54分
-
3「早期退職して大後悔…」肩書と給与は上がった55歳男性、半年後に待ち構えていた“悲劇”
日刊SPA! / 2024年12月4日 8時53分
-
4ディズニーで進む「デジタル音痴の排除」の真因 資本主義の加速で「機械が人を選ぶ」時代に?
東洋経済オンライン / 2024年12月4日 8時40分
-
5新しい「マイナ“免許証”」3月に交付スタートへ! 「マイナ保険証」に続く“カード一体化” どんなメリットがある? 「手数料が高くなる」「失くすと大変」注意点も存在
くるまのニュース / 2024年12月4日 9時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください