常磐道の“新IC”に直結！ 港へスイスイ無料バイパス「小名浜道路」開通時期とIC名が決定

常磐道のいわき小名浜ICに接続する小名浜道路の長沢ランプ橋（画像：福島県）。

小名浜道路が、2025年夏頃に開通する見通しです。

常磐道に「いわき小名浜IC」を新設

　福島県土木部は2024年12月3日、整備を進めている「小名浜道路」が2025年夏頃に開通する見通しになったと発表しました。

　小名浜道路は、いわき市の泉町下川と山田町塙を結ぶ延長8.3kmの自動車専用道路です。道路は幅員13.5m・2車線、設計速度80km/hで整備されます。通行無料で途中、信号はありません。

　今回は、設置する4つのIC名も決定しました。東から順に「いわき泉IC」「いわき添野IC」「いわき小名浜IC」「いわき山田IC」です。

　いわき泉ICといわき山田ICは県道20号いわき上三坂小野線、いわき添野ICは県道56号常磐勿来線と接続します。いわき小名浜ICは常磐道に直結します。NEXCO東日本東北支社と共同で事業が進められており、小名浜道路とあわせて開通する見込みです。

　小名浜道路は、主に常磐道と小名浜港を結ぶ目的で整備されます。現在、常磐道のいわき勿来ICやいわき湯本ICから小名浜港までは30分ほどかかりますが、県によると、両ICの中間に新設されるいわき小名浜ICから小名浜道路を経由することで、13分ほどに短縮される見込みです。