アクアラインがたった“400円”に!? 効果薄れた“時間帯値上げ”さらに変動へ 値下げ幅も拡大で“分散”なるか
乗りものニュース / 2024年12月3日 18時42分
千葉県が「東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会」を開催。混雑時間帯に実施している変動料金制について、さらに変動幅を拡大する方針です。
アクアラインの変動料金制 さらに拡大
千葉県は2024年12月3日、「東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会」を開催。混雑時間帯に実施している変動料金制について、さらに変動幅を拡大する方針を示しました。
アクアラインでは2023年7月から混雑対策の一環として、土休日の13~20時に上り線(川崎方面)でETC普通車料金(以下同)を800円から1200円に値上げ、20~24時には600円に値下げする実証実験を行っています。今回、時間帯を調整のうえ、その変動幅をそれぞれ「1600円」「400円」とするとしています。
さらに、これまで変動料金を実施していなかった下り線(木更津方面)でも導入。土休日の0~4時を「400円」に、5~7時を「1000円」にするということです。
この対策は、特に混雑する時間帯が決まっている傾向があることから、その時間帯のみ交通を分散させることで、渋滞を緩和させる狙いがあります。また副次効果として、千葉県内の滞在時間を延ばし、県内の総移動距離が増えていることも確認されています。
混雑緩和は一定の効果を発揮したものの、依然として土休日の上り線は13~19時に交通が集中しているなど、2年目となり「交通分散の効果が鈍化」している傾向があるとのこと。渋滞緩和効果も減少しているため、より「差をつけた料金設定」に変更することとなりました。
また、土休日朝の下り線についても、首都高まで延びるような渋滞がしばしば発生しています。このため変動料金の導入で混雑緩和を図ります。
千葉県は新しい料金について、2025年4月からの導入に向けて調整しつつ、広告などを強化して料金体系の周知を図るとしています。東京オリンピック期間中の首都高を除くと、日本の高速道路で初めて導入された定期・定量的な変動料金制は、新たな段階を迎えます。
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