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これが南海・泉北「合併」効果だ! 相互利用で運賃「値下げ」へ 初乗り2度払いを解消

乗りものニュース / 2024年12月4日 14時38分

泉北高速鉄道の新型9300系電車(鶴原早恵子撮影)。

定期運賃は全区間で値下げへ。

「子どもIC運賃は注意」の区間が

 南海電鉄および泉北高速鉄道は2024年12月4日(水)、両社の合併に伴い2025年4月1日(火)より、南海・泉北相互間の運賃を値下げすると発表しました。泉北高速鉄道線線では、南海線の運賃が適用されます。

 値下げ金額は、普通運賃(大人)が最大150円、通勤定期運賃(大人1か月)が最大1万2470円、通学定期運賃(大人1か月)が最大5640円です。平均値下げ率は、普通運賃(大人)が7.0%、通勤定期運賃(大人1か月)が23.5%、通学定期運賃(大人1か月)が38.8%です。なお、南海線のみの各駅相互間、泉北高速鉄道線のみの各駅相互間の運賃は変更ありません。

 これにより初乗り運賃の2度払いが解消され、普通運賃は一部区間を除いて、定期運賃(通勤・通学)は全区間で値下げに。例えば和泉中央駅から新今宮駅まで利用した場合、現行の590円から「560円」となります。

 南海電鉄および泉北高速鉄道は「運賃値下げを契機とし、これまで以上にご利用いただきやすい鉄道を目指し、泉北沿線における『暮らす・働く・訪れる』価値を高め、サステナブルな沿線づくりに引き続き努めてまいります」としています。

 ただし、小児が交通系ICカードで利用した場合、現行より高くなる区間が生じます。これは泉北高速鉄道で、小児のIC普通運賃を一律50円とする施策を行っているためです。運賃計算方法の変更により、南海電鉄と泉北高速鉄道を利用した場合は、一律50円が適用されません。

 例えば深井~難波間の利用では、現行で泉北50円+南海180円-乗継割引30円の「200円」ですが、2025年4月1日からは、深井~難波間の大人普通運賃の半額「210円」となります。

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