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JR貨物「ご要望にお応えして輸送力強化します!」 ルート変更で「9時間以上の時短」も 3月ダイヤ改正

乗りものニュース / 2024年12月16日 18時12分

JR貨物の車両(画像:写真AC)。

トラックドライバー不足や気候変動に対応。

トラックで行われている輸送を一部肩代わり

 JR貨物は2024年12月13日、新たなコンテナ列車の設定や利便性向上などを盛り込んだダイヤ改正を、2025年3月15日に実施すると発表しました。

 物流業界ではトラックドライバー不足が指摘されており、さらに、世界規模の気候変動が深刻化しているという観点から、トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶へ転換する「モーダルシフト」の要望が高まっています。

 そのためJR貨物では、要望の強かった東京~仙台間にコンテナ列車を設定するほか、コンテナ輸送のリードタイムを短縮するため、札幌~広島間に日本海縦貫線経由の直行ルートを設定します。これにより同区間では9時間以上の時間短縮を実現し、3日目早朝配達を可能にするといいます。

 また、積み合わせ貨物や生鮮食料品等の深夜の輸送ニーズに応えるために、深夜発ダイヤを拡充。使用するコンテナに関しても、大型トラックとほぼ同じサイズで、モーダルシフトに向いている31フィートコンテナや21フィートコンテナの取扱いを拡大するとのことです。

 これに伴い、電気機関車のEF210形、 EF510形をそれぞれ9両新造するということです。

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