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「鉄道・鉄道・道路」トンネル開通で3層化 なぜ踏切は残されてきた? 川崎市

乗りものニュース / 2024年12月18日 15時42分

都市計画道路「苅宿小田中線」の木月トンネル。東急目黒線をアンダーパスする(2024年12月、大藤碩哉撮影)。

都市計画道路「苅宿小田中線」です。

中原区の木月トンネル

 川崎市の建設緑政局は2024年12月10日(火)、東急目黒線を渡る武蔵小杉1号踏切(中原区)除却の効果を公表しました。踏切は都市計画道路「苅宿小田中線」上にありましたが、2024年9月に廃止され、同時に線路をアンダーパスする木月トンネルが開通しています。

 検証では10月、線路を挟んだ労災病院前交差点~らいらっく保育園前交差点間の通過時間を計測。目黒線のラッシュ時である朝・夕に、踏切除却前とを比較すると、平均通過時間は2分8秒短縮されました。ちなみに1時間あたりの踏切遮断時間は最大38分間でした。

 川崎市は、踏切待機や事故のリスクが解消されたことに加え、トンネルに歩道が整備されたことで、歩行者の安全が確保できたとしています。

 なお、トンネルの上では目黒線と東横線が2層構造になっています。これは、目黒線の線路が車庫へつながる関係で地上を走らざるを得ず、東横線のように高架化できずに踏切が残されてきたのです。

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