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「将来的には極超音速機に!?」新興航空機メーカー わずか1年で“亜音速無人機”を開発し飛行試験へ

乗りものニュース / 2024年12月19日 8時42分

地上滑走を行う「クォーターホースMk.1」(画像:ヘルメウス)。

アメリカの新興企業が作り上げた機体。

将来的な極超音速機開発のための評価機

 アメリカの新興航空企業ヘルメウスは2024年12月17日、開発中の亜音速無人機「クォーターホースMk.1」が地上滑走試験を終えたと発表しました。

 この試験は、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地で21日間にわたり実施。搭載されたジェットエンジンのアフターバーナーを使用し、130ノット(約240km/h)まで遠隔操作で加速したほか、空力モデルの想定の検証、航空機の方向制御の評価、制御面の性能評価などが行われました。

 試験の結果は良好だったということで、現在は飛行試験の実施のため、空軍第412試験航空団とFAA(連邦航空局)から飛行承認を得るための事務手続きを行っている最中とのことです。

 なお同機は、超音速や音速の5倍以上で飛行する極超音速無人機の開発に向けたシステム評価機で、飛行できる機体を約1年という短期間で作り上げました。

 さらに、同機と並行し、すでにF-15やF-16戦闘機が使用しているプラット・アンド・ホイットニーF100エンジンを積んだ超音速タイプの無人機「クォーターホースMk.2」の開発も進められています。

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