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もがみ型護衛艦10番目「ながら」進水 ついに2ケタの大台へ! 艦名は東海地方に由来

乗りものニュース / 2024年12月19日 11時12分

もがみ型護衛艦の9番艦「なとり」進水の様子(画像:海上自衛隊)。

防衛省は2024年12月19日(木)、三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)において、新規建造された護衛艦の命名・進水式を実施しました。

もがみ型10番艦の名は「ながら」に決定

 防衛省は2024年12月19日(木)、三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)において、新規建造された護衛艦の命名・進水式を実施しました。「ながら」と命名された同艦は、もがみ型護衛艦の10番艦として建造が進められていた艦です。

「ながら」は全長133.0m、幅16.3m、深さ9.0m、喫水4.7m、基準排水量は3900トンで、乗員数は約90名。主機関はガスタービンエンジンとディーゼルエンジンの組み合わせで、軸出力は7万馬力、速力は約30ノット(約55.6km/h)です。

 今回、進水した「ながら」を始めとするもがみ型護衛艦は、増大する平時の警戒監視に対応するほか、有事においても対潜水艦戦闘や対空戦闘、対水上戦闘などに加えて、これまで掃海艦艇が担ってきた対機雷戦に関しても、能力が付与されているのが特徴です。

 また従来の護衛艦と比べて、船体のコンパクト化や調達コストの抑制、省人化にも配慮した設計になっているのもポイントといいます。

 なお、艦名の「ながら」は、岐阜県や三重県などを流れる「長良川」に由来し、旧日本海軍では長良型軽巡洋艦の1番艦「長良」で用いたことがあるものの、海上自衛隊の艦艇で付与されるのは初めてです。

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