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ロシア軍“新型自走りゅう弾砲”前線に現れる ウクライナ軍が自爆ドローンで攻撃行う「前回は逃がした車両」

乗りものニュース / 2024年12月25日 11時42分

展示された2S43「マルバ」152mm自走りゅう弾砲(画像:Nickel nitride<CC0>)。

2023年配備、ロシア軍で最新型の自走りゅう弾砲。

あまり戦場でも姿を現さない車両

 ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2024年12月19日、ロシア軍の新型自動砲である2S43「マルバ」152mm自走りゅう弾砲をクルスク地域の前線で発見し、攻撃を加えたと発表しました。

 マルバは2022年に生産を開始し、2023年末にロシア軍による運用が始まったといわれている装輪式自走りゅう弾砲です。射程は通常弾で約24.7km、ロケット推進式のりゅう弾で約29kmといわれています。

 これまで、2024年6月に偵察ドローンによりウクライナでの戦場で使用されていることが確認されていましたが、その際は攻撃できず、以降、ウクライナ軍は前線で同車両を確認できていませんでした。

 今回の車両はロシア軍第9砲兵旅団所属といわれており、ウクライナ軍の無人システム部隊のひとつである「フライングスカル」が発見。2機の自爆ドローンがトラックのキャブ部分と砲身に攻撃を加えましたが、マルバは動き続け、どの程度の損傷かは確認されていないようです。

【動画】走行中の車両を確認! これがマルバ自走りゅう弾砲に攻撃を行う様子です

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