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イタリアが戦闘機の増備を決定! でも発注は「非ステルス戦闘機」なぜ?

乗りものニュース / 2024年12月27日 8時42分

イタリア空軍のユーロファイター戦闘機(画像:イスラエル空軍)。

イタリアに先立ちスペインも調達を決めています。

性能の劣る旧型を最新モデルで置き換え

 ヨーロッパの多国籍企業ユーロファイター社は2024年12月23日、イタリアからユーロファイター戦闘機の製造を受注したと発表しました。

 イギリスメディアが報じたところによると、今回の新造はイタリア空軍が現在運用しているユーロファイター戦闘機の初期モデル「トランシェ1」の更新用で、旧式化したトランシェ1を最新のトランシェ4に置き換えることにより同国の防空能力を大幅に強化するとしています。

 イタリアはユーロファイターの最新型トランシェ4を最大24機調達する計画とのこと。なお、トランシェ4は、「ブリムストーンIII」空対地ミサイルや「ミーティア」空対空ミサイルなどを運用できる高度なアビオニクスと最新センサー、情報共有システムを備えているといいます。

 なお、イタリアに先立ってスペインも先週、ユーロファイター(スペイン名EF-2000)の最新型(トランシェ4)を25機発注しており、ユーロファイター社では、スペインとイタリア両国の決定は、ユーロファイターの能力に対する信頼性とその役割を示したものであると明言しています。

 ちなみに、イタリア企業のレオナルドは、前出のユーロファイター社の主要株主の1者でもあり、その下請け企業としても名を連ねています。そういった関係から、イタリアはユーロファイターの発注を決めたといえるでしょう。

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