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東関東道「全線開通」は2026年度に “常磐道の迂回路”どこまで進んだ? 一部前倒しも視野

乗りものニュース / 2024年12月26日 18時12分

潮来IC付近。2024年11月撮影(画像:国土交通省関東地方整備局)。

東関東道の全線開通スケジュールが、改めて示されました。

「潮来~鉾田」の開通時期は?

 国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本関東支社は2024年12月25日、東関東道の全線開通が2026年度になるとの見通しを示しました。

 23日、茨城県や沿線3市の担当者も出席し、東関東道「潮来~鉾田」の事業連絡調整会議を開催。この中で工事の現況などが報告されました。

 東関東道の「潮来~鉾田」は、茨城県の潮来ICと鉾田ICを結ぶ延長30.9kmの区間です。途中には、麻生IC・行方PA・北浦IC(いずれも仮称)が設置されます。

 2009年度に用地取得を始めて、2024年3月末時点で用地取得率は97%に。工事は2015年度から着手し、現在は全線で進めています。

 用地未取得の行方PAは、2024年9月から交渉を開始しており、順次買収を進めています。

 なお、ほかの土地は、2021年4月に任意契約を締結していますが、期限を過ぎても引き渡しがされない土地が存在するといいます。そのため今後も引き続き、用地の明け渡しや物件の収去を求めていく方針です。

 開通時期はこれまで「2025~2026年度」とされてきましたが、今回変わりました。

 用地の明け渡しが順調に進んだ場合、全線開通は2026年度になる見通しです。なお、北浦IC~鉾田IC間7.9kmは、前倒しで2026年度半ばを目指すとしています。

 また、事業費が現在の約1760億円から340億円ほど増え、約2100億円になりました。建設資材や労務費の高騰、地盤改良など現場条件の変更、一部を暫定2車線から4車線に変えるといった関係機関協議が影響しているといいます。

 この事業費の増額については、2024年12月の第三者委員会で審議される予定です。

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