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車内に「ない」見慣れたものとは 営業間近の新型車両なぜ不採用? 伊予鉄

乗りものニュース / 2025年1月1日 10時42分

郊外電車用の新型7000系電車(画像:伊予鉄道)。

伊予鉄道の新型7000系電車です。

明るく開放的な室内空間を実現

 伊予鉄グループは2024年12月末、新型車両7000系電車の写真を公式Xに投稿しました。伊予鉄道は、高浜などに向かう電車を「郊外電車」、路面電車を「市内電車」と呼んで区別しています。7000系は郊外電車の横河原線と高浜線、郡中線で、2025年度から運用される予定です。

 実に67年ぶりという、同社の完全新設計の車両。車内の写真を見ると、一般的な鉄道車両で見慣れた“あるもの”がないことに気付きます。

 それは荷物棚です。棚がない分、大きな側窓が採用され、また中づり広告もなくしたことで、明るく開放的な室内空間を実現しています。広告は、新規採用されるデジタルサイネージで放映されます。

 ほかにも、犯罪の抑止や防止のために防犯カメラが設置され、車内の安全性を向上させています。

 7000系は2027年度にかけて毎年6両(2編成)が導入され、総勢18両となる見込みです。京王帝都電鉄(当時)5000系電車を改造した古参の700系電車は順次、置き換えられます。

【写真】新型7000系の車内を見る

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