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国産輸送機の派生型が増えるぞ「コブ付きC-2」お値段は驚異の450億円超え!

乗りものニュース / 2025年1月1日 8時42分

2020年に入間基地の航空戦術教導団に初配備された際のRC-2(画像:航空自衛隊)。

新造のC-2派生型は初かも。

RC-2を2機体制へ

 防衛省はこのたび、電波情報収集機RC-2を増備することを明らかにしました。

 具体的には、2024年12月27日に公開した「2025(令和7)年度予算案の概要」に明記されており、電子戦支援能力を強化する目的でRC-2を1機、457億円で盛り込んでいます。なお、現有のRC-2は既存の試作型C-2を改修して作られましたが、今度は完全な新造機として誕生します。

 そもそも、RC-2は、日本周辺の電波状況を測定し、防衛に関する資料を収集するための専用機です。

 現代戦において、電磁波の活用は必要不可欠なものであり、電磁波の活用範囲や用途の拡大によって電波情報収集機の必要性は増すことはあっても減ることはまずあり得ません。

 そのようななか、航続距離や滞空時間に優れたC-2輸送機がベースのRC-2は、活発化する周辺国の航空活動に対応していくにあたって有用です。ゆえに、防衛省ではRC-2の配備は、電磁波領域において優勢を確保し、より効果的な領域横断作戦を実現する点で大きな意義があるとしています。こうした観点から、このたびRC-2を増備することにした模様です。

 なお、RC-2の増勢に伴い、老朽化著しいYS-11EBは退役する予定です。

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