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F-35用の最新空対空ミサイル 日本政府が購入へ“驚愕の数”かつてない規模での売却契約に

乗りものニュース / 2025年1月7日 15時12分

AIM-120「AMRAAM(アムラーム)」の発射実験を行う試作機時代のF-35(画像:RTX)。

今まででダントツの購入数。

その数1000発超えの大台に

 アメリカ国防総省は2025年1月2日、1200発相当の中距離空対空ミサイルAIM-120「AMRAAM(アムラーム)」を日本政府に売却を承認する決定を下したと発表しました。売却額は最大36.4億ドル規模になるそうです。

 AIM-120「アムラーム」は、アメリカのレイセオンが開発生産するレーダー誘導式の空対空ミサイルです。発射機体のレーダー誘導に頼らず、ミサイル自体に搭載されたレーダーで目標を追跡するアクティブ・レーダー・ホーミング式ミサイルとなっています。

 日本の航空自衛隊では、同じような性能を持つ99式空対空誘導弾(AAM-4)がこれまでの戦闘機で使われてきましたが、新たに導入したF-35Aはステルス戦闘機のため、内臓するウェポンベイに同ミサイルが搭載できず、AIM-120「アムラーム」の調達を進めています。

 同ミサイルの購入は、多いときでもこれまでは100発前後で、1200発相当という大量購入は今回が初です。この売却承認に際し、アメリカ国防総省は「インド太平洋地域の政治的安定と経済発展の力である主要同盟国の安全を改善することにより、アメリカの外交政策目標と国家安全保障目標を支援することになる」と発表しました。

 なお、今回購入するAIM-120「アムラーム」は、2015年から運用されているAIM-120C-8と従来の同ミサイルから射程が50%向上したタイプと、2023年に完成したばかりの最新タイプであるAIM-120D-3となるようです。

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