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旅客機のCA、なぜ「秒針付きの時計」が必須アイテム? 「CAならでは」の“重要な用途”とは

乗りものニュース / 2025年1月12日 14時12分

手荷物棚を閉めるJALのCA。右腕に時計をしている(2020年、乗りものニュース編集部撮影)。

飛行機のCAは勤務中、「腕時計」をしているのが一般的です。ただこの時計、「時刻を確認する」目的もありますが、それ以外にも着けている意味があるようです。

緊急時に使用する「時計の使い方」

 飛行機のCA(客室乗務員)が乗務中に必ず身に着けているもののひとつが「腕時計」です。実はこの目的は「時刻を確認する」だけではありません。

 JAL(日本航空)の場合、CAが着けている時計は「秒針があるもの」と義務付けられているといいます。あるCAは、この理由を次のように説明しています。

「CAの一番大切な業務は、何かあった際にお客様を助ける『保安要員』としての役割です。例えば、ドラマなどで『お客さまのなかにお医者さまはいらっしゃいませんか』というシーンがありますが、実際の機内では、お医者さまがいらっしゃらないときには、CAが代わりに脈を測ります。時計はそのときに使用するため、必ず秒針があるものをしています」

 なお、同社の地上係員(空港で利用者への案内やサービスを担う係員)の場合、秒針付き腕時計の着用義務はないものの、定時性を意識して業務に臨むために「秒針や分単位の表示がある時計の着用が望ましい」としています。

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