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ロシア軍の対空ミサイル車両 近くにいる無人機を「捕捉できずに砲撃で壊滅!」実は小型機が苦手?

乗りものニュース / 2025年1月20日 11時42分

ロシアほか旧東側陣営を中心に広く普及している対空ミサイルシステム9K33「オーサ」。画像はインド軍のもの(画像:インド国防省)

ウクライナ軍が無人機と砲撃の連携で撃破した。

偵察用の無人機がロシア軍の対空ミサイルシステムを発見

 ウクライナ国防省の公式サイト「アーミーインフォーム」は2025年1月15日、9K33「オーサ」地対空ミサイルシステムを撃破したと発表しました。

 同システムは、47独立機械化旅団の偵察中隊が保有する偵察無人機「フライアイ3.0」が発見し、隣の部隊に砲撃を頼んで撃破したとのことです。

 9K33「オーサ」は、最前線で陸上部隊の援護を行う水力両用6輪車両BAZ-5937とセットになった短距離対空ミサイルシステムです。

 射程は1500~1万mで、無人機のような低速の目標にも対応していますが、今回は接近されすぎてしまったのか、潜むためにたまたまレーダーを切って偵察機を攻撃することもなく破壊されています。

 ロシア軍の古い防空システムは、小型のドローンや無人機を捕捉することが苦手ともいわれており、その影響で今回の場合、無人機を捕捉できなかった可能性もあります。

 なお、ウクライナ国防省は今回の撃破を「1000万ドル相当のミサイルシステムを破壊した」と発表しています。

【動画】偵察機に気づいていない!? これが対空ミサイル車両が撃破される様子です

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