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大雪時のクルマ立ち往生 まず意識すべきは“マフラー周辺の雪”命を守るため「除雪」は道路以外も大事

乗りものニュース / 2025年2月1日 9時42分

JAFのユーザーテストの様子(画像:JAF)。

大雪でクルマの立ち往生や通行止めが発生し、長時間、車内に留まらなければいけなくなる事例が多発しています。そのような事態への備えや、実際に遭遇した場合の対策は、どうすればいいのでしょうか。

立往生したクルマにみるみる積る雪…

 2025年も新年早々日本海側を中心に大雪の日が続いていており、その影響で、クルマが立ち往生したり、渋滞や事故、通行止めなどにより長時間クルマに留まざるを得ない状況になってしまったニュースなども耳にします。

 雪により身動きが取れなくなるという事態は、豪雪地帯に限らず、冬場に運転する以上、誰にでも起きうる可能性があります。仮にそういった危機に遭遇した場合、どのような備えをすればよいのでしょうか。

 まず装備面ですが、雪かきやスタック時のためにスコップやスノーブラシ、長靴を積んで置くことを国土交通省では推奨しています。また、エンジンが停止する可能性にそなえ、人数分の使い捨てカイロや毛布、寝袋など積んでおくといいそうです。

 通行止めなどで、クルマが完全に動かない場合は、定期的にマフラー周りの除雪をすることが大切です。逃げ場を失った排気ガスが車内へ充満し、一酸化炭素中毒になる危険性があるからです。2025年1月10日にはJAFが公式Xにて、立ち往生時の一酸化炭素中毒などを避けるためのJAFのユーザーテスト動画を紹介しました。その動画によると、立往生などでクルマが雪に埋もれそうな場合は、マフラーの周辺を除雪することが大事とのことです。

 一酸化炭素は人体にとってはかなり有害で、車内へ少しでも入り込むと命の危険があります。JAFの調査では、運転席の窓を5cm開ける対策をしても、マフラー付近を除雪しない場合、40分で800ppm(2時間ほどで失神する濃度)まで上昇したといいます。また、積雪がない場合でも有害物質を含んだ排出ガスがクルマの隙間から車内に入り込むケースもあるようです。そのため、仮に車中泊になった場合、JAFではエンジンは可能な限り停止することを推奨しています。暖を取る備えも必要でしょう。

 自分は雪の備えをしていても、他の車が1台スタックして、大規模な立ち往生に発展するケースも多々起こっています。大雪時に、不要不急の外出を控えることが一番の対策であることは間違いありませんが、どうしても出かける必要がある場合は、国土交通省の各地方整備局・国道事務所や高速道路会社などが発信する道路情報などをチェックすることも大切です。

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