「プロペラの位置、逆ゥ!」 北九州空港に今夏「異形の航空機」飛来へ! なんの目的で飛んでくる?
乗りものニュース / 2025年1月21日 7時42分
ヤマトホールディングス、北九州市などが九州空港を拠点に電動航空機による貨物輸送に向けた共同検証を実施予定です。これに伴い同空港には、これまでの航空機と設計とは大きく異なるユニークな機体が飛来予定です。
北九州~宮崎空港間を
ヤマトホールディングス、北九州市などが2025年夏から、北九州空港を拠点に電動航空機による貨物輸送に向けた共同検証を実施予定です。電動航空機による貨物輸送を想定した2地点間飛行は、これが日本初となる予定とのこと。これに伴い同空港には、これまでの航空機と設計とは大きく異なるユニークな機体が飛来する予定です。
この検証で使用される機体「ALIA CTOL」は、ジェット燃料を使わず電動で滑走路を離着陸する「電動固定翼機」で、積載量560kg以上、航続距離約400km以上という性能を持ちます。機体の外観はプロペラを後方へ向けて備えるスタイルの推進装置「プッシャー式」であることが特徴で、翼の形も既存の固定翼機とは異なるデザインをしています。
今回の検証では、また、北九州と宮崎の2空港間で試験飛行を実施予定。従来の輸送手段を電動航空機で代替した場合の経済合理性のシミュレーションや、貨物を搭降載する際のオペレーションなどの運用面、充電設備といったインフラなどの技術面を検証します。ここでヤマトホールディングスは、貨物輸送に関するオペレーションのアドバイスを行い、北九州市は北九州空港を拠点とした各インフラや関係官庁との調整を支援するとしています。
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