「見慣れた電車の行き先」が激減！一夜にして“絶滅危惧種”に SNSでは「寂しい」との声も

中央線の400系電車（画像：写真AC）。

大阪メトロ中央線の延伸区間となるコスモスクエア～夢洲（ゆめしま）間が2025年1月19日、開通しました。これにより、中央線では“見慣れた行先”が激減、一気にレア行先となってしまいました。

夢洲延伸後「コスモスクエア行き」何本残った？

　大阪メトロ中央線の延伸区間となるコスモスクエア～夢洲（ゆめしま）間が2025年1月19日、開通しました。これにより、中央線の「コスモスクエア行き」の大部分が「夢洲行き」となりました。

　夢洲は、大規模イベント会場「ATC」や中枢ビル「WTC」がある南港・咲洲の北側に位置する人工島。万博会場となるまで未開発で、一部区画で物流施設が広がるだけでした。万博開催を機に開発が一気に進められ、そのアクセス路線として中央線がコスモスクエア駅から延伸された形です。

　延伸区間は約3.2kmで、線路やトンネルなどの施設は大阪市主体の第三セクターが「北港テクノポート線」として保有し、「中央線の延伸部」として運行されています。当初は2024年度末に開業予定でしたが、約2か月前倒しされ、2025年1月19日の開業となりました。

これにより、これまで17.9km（長田～コスモスクエア）を結んでいた中央線は、約21.1km（長田～夢洲）に営業距離が延長されています。

　大阪メトロは、これに先立つ2025年1月11日と、夢洲駅開業日である19日の2回、ダイヤ改正を実施しています。11日のダイヤ改正では、平日上り（コスモスクエア方面行き）が170本から177本に、平日下り（学研奈良登美ヶ丘方面行）は184本から193本に増発されています。

　19日のダイヤ改正では運行本数の変化はなく、上り方面に関しては、ほぼ全列車が夢洲まで延伸。コスモスクエア行きは深夜の1本だけ残りました。中央線でよく見かける行き先が、一夜にして「絶滅危惧種」になってしまったのです。

　この「大変化」にSNSでは「コスモスクエア行きが無くなったのは寂しい」「わぁ!!コスモスクエア行きじゃない」「かなり違和感がある」「なんか新鮮」など、様々な声が寄せられています。