異形の「エアバスの激レア飛行機」見納めか!? なにがあったのか? 胴体上部超ポッコリ!&近年は日本飛来も
乗りものニュース / 2025年1月28日 7時42分
本体上部が大きく膨らんだルックスが特徴の貨物機「ベルーガST」を用いて貨物輸送を手掛ける航空会社「エアバス・ベルーガ・トランスポート」の事業を終了すると、複数の海外専門メディアなどが報じました。
AOC保有からわずか1年で…。
ヨーロッパの航空機メーカー、エアバス系列の航空会社で、胴体上部が大きく膨らんだルックスが特徴のエアバス産貨物機「ベルーガST」を用いて貨物輸送を手掛ける「エアバス・ベルーガ・トランスポート」が、事業を終了すると複数の海外専門メディアなどが報じました。同社は2022年にサービス開始し、2024年1月に、独自の航空運航証明書(AOC)を持つ専用航空会社になったばかりでした。
ベルーガSTは旅客機「A300-600」をベースとし、おもにエアバス製航空機のパーツを輸送する目的で作られた貨物機です。特徴的なルックスは、翼などの長尺の荷物を運ぶため。最大で幅7.1m、高さ6.7mの大型貨物を積載できます。「ベルーガ」は「シロイルカ」の意味で、このユニークな外観が由来です。製造は5機のみで、世界的にもレア機のひとつです。
一方ベルーガSTは、後継機「ベルーガXL」の導入にともなって、当初の製造理由である航空機用パーツ輸送の業務から退役しました。そこで、エアバスは役目を終えたベルーガSTを、エアバス以外の顧客へむけた大型貨物の空輸サービスの担当機として活かす取り組みを開始。これを行う航空会社が「エアバス・ベルーガ・トランスポート」です。
事業終了に至った理由はまだ公式的に発表されていないほか、今後のベルーガSTの用途なども明らかになっていません。なおベルーガSTは、「エアバス・ベルーガ・トランスポート」事業の一環で、近年何度か神戸空港に飛来したことがあります。もしこれでベルーガSTがこのまま退役となると、日本への飛来は2024年3月が最後になりそうです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「徹頭徹尾型破り設計のプロペラ機」どう使う? 航空会社が購入に名乗り…決め手は「見た目」だけじゃない!
乗りものニュース / 2025年2月11日 8時12分
-
「自衛隊さん無人機の契約どうなったんですか?」 艦載型“無人ヘリ”で暗礁に乗り上げた海自 欧州の機体が「救世主」になるかも
乗りものニュース / 2025年1月25日 6時42分
-
「プロペラの位置、逆ゥ!」 北九州空港に今夏「異形の航空機」飛来へ! なんの目的で飛んでくる?
乗りものニュース / 2025年1月21日 7時42分
-
「ヤマトの貨物機」はなぜ地方進出? これまでは主要都市のみ→広島就航をトライ…そのメリットがスゴすぎた!
乗りものニュース / 2025年1月17日 7時42分
-
「クロネコヤマトの貨物機」まさかの広島空港へ初降臨!…なぜ? 一体何を運んだのか 珍景実現の経緯とは
乗りものニュース / 2025年1月16日 12時17分
ランキング
-
1鉄鋼、アルミに25%関税=国内産業保護で―日本も対象、3月実施・トランプ米大統領
時事通信 / 2025年2月11日 17時46分
-
2若手と企業が考える「安定している」の意味は違う そもそも「今どきの若者はすぐ辞める」も間違い
東洋経済オンライン / 2025年2月11日 12時0分
-
3「タワマン大暴落」を待ち望む人が知らない"現実" 修繕積立金の高騰を心配している人もいるが…
東洋経済オンライン / 2025年2月11日 7時45分
-
4中国の鉄鋼株が下落、トランプ関税で輸出に不透明感
ロイター / 2025年2月11日 15時26分
-
5トランプ大統領は仮想通貨にとって天使か悪魔か 「トランプ関税」の余波で史上最大の売りを招く
東洋経済オンライン / 2025年2月11日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)