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東海環状道の“左下”3月延伸決定! 三重県の最北へ 夢の“名神・北陸直結”まであと少し

乗りものニュース / 2025年1月29日 17時42分

建設中のいなべIC料金所。2024年10月(乗りものニュース編集部撮影)

国土交通省 北勢国道事務所とNEXCO中日本は2025年1月29日、東海環状道の大安IC-いなべIC間が3月29日(土)に延伸開通すると発表しました。

東海環状道「三重区間」の延伸日が決定

 国土交通省 北勢国道事務所とNEXCO中日本は2025年1月29日、東海環状道の大安IC-いなべIC間が3月29日(土)に延伸開通すると発表しました。

 東海環状道が三重県いなべ市内で1区間6.6km、延伸します。新たな終点となるいなべICは、いなべ市役所や三岐鉄道北勢線の阿下喜駅に近く、三重県最北のICです。

 いなべ市では東海環状道の開通を見越して工業立地が進んでいます。また、NEXCO中日本はいなべICに雪氷対策基地を構え、すぐ北に位置する岐阜県「関ケ原」などの豪雪地帯の前線基地とする予定です。

 ただ、いなべICから先、岐阜県内の養老ICまでの間は工事が難航しています。県境の「養老トンネル」工事で多量の湧水などに見舞われており、2026年度の開通が予定されているものの、さらに延期の可能性もあります。

 仮に養老まで開通すれば、東海環状道で新名神と名神がつながります。これにより、例えば「伊勢湾岸道から北陸道へ」「三重から愛知を通らず東海北陸道へ」といった、従来考えられなかったような移動が可能になります。

 ちなみに、東海環状道の名神以南、新四日市IC-養老JCT間ですでにある3つのIC(東員、大安、養老)は全て「ETC専用化」されており、いなべICも開業時からETC専用となります。

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