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“第3の東名”が全線開通へ 「100km信号なしの無料国道BP」名豊道路、最後の区間が3月開通 当日詳細が明らかに

乗りものニュース / 2025年1月29日 12時12分

国道23号名豊道路の豊川為当IC付近。2025年1月撮影(画像:国土交通省中部地方整備局名四国道事務所)。

国道23号名豊道路が、全線開通します。今回は、豊川為当IC~蒲郡IC間の開通時刻と開催式などの概要が明らかに。

豊川為当IC~蒲郡IC間が開通

 国土交通省中部地方整備局名四国道事務所は2025年1月28日、国道23号名豊道路の豊川為当IC~蒲郡IC間(蒲郡バイパス、9.1km)が、3月8日15時に開通すると発表。あわせて開通式やセレモニーの概要も明らかにしました。

 名豊道路は、名古屋と豊橋を結ぶ国道23号バイパス群の総称です。延長は72.7km。1972(昭和47)年の一部区間の事業化から半世紀を経て、ようやく全線開通を迎えます。

 最後まで残っていた豊川為当IC~蒲郡IC間がつながると、浜松市から名豊道路を経て、それに続く名四バイパスの名古屋市内まで、約100kmにわたり立体交差化された信号のないルートが出来上がります。静岡と愛知を結ぶ高規格道路としては、東名・新東名に続く、いわば“第3の東名”の開通です。

 中部地方整備局によると、名豊道路の全線開通により、愛知県豊田市の自動車組立工場と、拠点港である三河港との間で名豊道路を通じて行われる1日400便の完成車輸送は、1往復が40分短縮され、輸送回数のさらなる増加が可能になるそうです。

 また、農産物の出荷や、災害時の迅速な活動の支援などでも効果が期待されるとしています。

 なお、今回の豊川為当IC~蒲郡IC間は、暫定2車線で開通します。3月8日15時の道路開通に先立ち、同日10時から開通式が蒲郡市民会館で、セレモニーが蒲郡IC付近の本線上で、それぞれ関係者を対象に開催される予定です。

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