どうせ納期すごいんでしょ…?「ジムニー5ドア」見積り取ってみた→「マジかよ!!」
乗りものニュース / 2025年1月31日 18時12分
スズキの傑作4WD「ジムニー」の5ドア仕様が2025年1月30日、ついに国内正式発表されました。そこで気になるのが、既存モデルですら長い“納期”。さっそくスズキディーラーを訪れて見積書をもらい、納期について聞いてきました。
待望の5ドアモデル、「ジムニー ノマド」ついに発表!
全国のジムニーファン待望の5ドアモデル新型「ジムニー ノマド」が2025年1月30日に発表されました。
新型「ジムニー ノマド」のボディサイズは、全長3890mm×全幅1645mm×全高1725mmで、ホイールベースは2590mm、最低地上高は210mmとなります。従来モデルの「ジムニー シエラ」からホイールベースを340mm延長する一方、全高は5mm低く設定されています。これにより後席の乗降性・居住性を向上させるとともに荷室空間の拡大を実現。ロングホイールベース化により高速走行時の安定性も向上しています。
「ジムニー ノマド」のパワートレインは「ジムニー シエラ」のものが流用されており、駆動方式は全車パートタイム4WDを採用。心臓部は1.5リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、組み合わされるギアボックスは5速MTまたは4速ATの2種類から選択が可能です。
堅牢なラダーフレームを備えるのはジムニーシリーズに共通する特徴ですが、「ジムニー ノマド」には専用設計のラダーフレームが与えられており、中央のXメンバーの後方にセンタークロスメンバーとサイドフレームリーンフォースが追加されたことで、全長が延びても必要充分なボディ剛性を確保しています。
グレード展開は「FC」の1種類のみで、価格(消費税込)は、5速MTが265万1000円、4速ATが275万円です。ボディカラーは2トーンカラーが2色、モノトーンカラーが4色の全6色。うち「シズリングレッドメタリック×ブラック」と「セレスティアルブルーパールメタリック」の2色が「ジムニー ノマド」の専用色となります。
なお、燃費は「ジムニー シエラ」が14.3~15.4km/Lであるのに対し、「ジムニー ノマド」は13.6~14.9km/L(ともにWLTCモード)であり、若干ながら低下しています。ただ、それを差し引いても、利便性や商品力は「ジムニー ノマド」のほうが上でしょう。
支払い総額はいくら? 発表日にディーラー行ってみた
「ジムニー ノマド」に興味を持った筆者は、さっそく発表日に近所の「スズキアリーナ店」へ行ってきました。応対してくれたセールススタッフは30代前半の女性です。さっそくAT車の見積書を作ってもらいました。
ボディカラーは専用色の「シズリングレッドメタリック×ブラック」(5万5000円高)を選択し、オプションはジュータンタイプのフロアマット(2万5300円)、パイオニア製スタイリッシュナビセット(30万1290円。取り付けキット込)、ETC車載器(3万3000円。取り付けケーブル、セットアップ料込)をセレクト(以上、すべて消費税込み)。その結果、車両本体+諸費用込みの支払い総額は345万340円となりました。
この見積もりはAT車かつ2トーンカラーを選んだ場合です。MT車の場合は9万9000円安くなります。モノトーン色を選び、カーナビとフロアマットをグレードダウンした場合は20万円ほど安くなるので、MT車で総額315万、AT車なら325万円ほどで購入できるようです。
ただし、この金額はあくまでも現時点、すなわち2025年1月末でのもの。納車待ちのあいだに一部改良などで車両価格が引き上げられた場合は、支払い総額が変わるので注意が必要です。
気になる「ジムニー ノマド」の値引きですが、セールススタッフいわく「基本はゼロですが、端数カットくらいはできるかも……」とのこと。おそらく値引き幅は数百円から数千円程度、かなりの好条件が引き出せても用品からの値引きを合わせて5万円が精一杯といったところではないでしょうか。
どれだけ待てば「ジムニー ノマド」手に入るの?
納期について尋ねると「4月3日の発売開始までは正確なことは言えません」としながらも「半年から1年、場合によっては2年ほどかかるかもしれません」と答えてくれました。ちなみに「ジムニー」や「ジムニー シエラ」の現在の納期は約1年だそうです。
なお、「ジムニー ノマド」発表と前後して、ディーラーでは「ジムニー シエラ」の納車待ちの客に「ジムニー ノマド」を案内しているそうです。それにより車両変更した客から優先してウェイティングリストに記載していき、その後で新規顧客からの注文を載せるのだとか。
そのため、いま「ノマド」を新規注文しても、相応の納期がかかるとセールススタッフは話していました。
国内工場製の「ジムニー」や「ジムニー シエラ」と違い、「ジムニー ノマド」はインドのグルガオン工場で生産されます。「インド工場の生産能力は国内工場の1.5倍以上もあるのだから、大量生産によって納期を早くできるのでは?」と質問すると、彼女は「日本への輸入割り当てがありますし、『ジムニー ノマド』は輸入車ですのでインドでの完成車検査だけでなく、日本国内でPDI(Pre-Delivery Inspection:納車前検査)を行います。その人員には限りがあるため、これ以上の納期短縮は難しいようです」と答えてくれました。
どうやら「ジムニー ノマド」を購入するためには長期の納車待ちを覚悟しなければならない様子です。欲しい人は1日でも早く注文を入れたほうが良いかもしれません。
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