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「新大宮バイパス」東京都内“ナゾの2車線区間”も変わる? “池袋直結”へ向け改良工事

乗りものニュース / 2025年2月5日 7時42分

新大宮バイパスの暫定2車線区間にある「赤塚高架橋」。左側の橋桁がない部分の工事が動き始めている(乗りものニュース編集部撮影)。

東京とさいたま市を結ぶ大幹線として機能している国道17号「新大宮バイパス」。そのなかで東京都内区間に存在する暫定2車線区間の4車線化について、具体的な工事が動いています。

新大宮バイパスの都内、なんで2車線なの?

 東京とさいたま市を結ぶ大幹線として機能している国道17号「新大宮バイパス」。そのなかで東京都内区間に存在する暫定2車線区間の4車線化について、具体的な工事が動いています。

 新大宮バイパスの都内区間は、国道254号「川越街道」から首都高5号線が合流する2.3kmが、1995年の開通から暫定2車線のままです。この区間は大部分で4車線分の用地があるにも関わらず、2車線しか使われておらず、SNSでは「4車線開放しない理由って何なんだろう」と不思議がる声も見られます。

 その理由の一つは、「橋が架かっていない部分」があるから。それが板橋区四葉の「赤塚高架橋」です。

 現地を走っていると、走行路の横に、鉄筋が突き出た橋脚だけが立っている区間があることに気づきます。この赤塚高架橋の4車線化に向けて、国土交通省 大宮国道事務所が2024年度から工事に着手しており、2025年1月27日にも下部工の補強工事が発注されました。

 この暫定2車線区間は慢性的に混雑していますが、東京側の「放射36号線」の整備に合わせて4車線化する、とされています。

「池袋ー新大宮バイパス直結」はいつ?

 新大宮バイパスの川越街道から東京側は、東京メトロ有楽町線の平和台駅方面へ通じる「放射35号」とつながっています。2024年に平和台駅前で交わる環八通りをくぐる「平和台トンネル」も開通しました。

 放射35号は平和台-氷川台間で「放射36号」となり、現在、氷川台から環七通りまでの未開通部の工事が進んでいます。

 ここが完成すると、環七通りから池袋駅西口にまっすぐ通じている4車線の「要町通り」と一体化され、新大宮バイパスは東京―さいたまの大動脈としての機能が大幅に増します。国道17号のみならず、川越街道のバイパスとしての交通分散も期待されているルートです。

 また、新大宮バイパスと川越街道・放射35号が交わる「新大宮バイパス入口」交差点は現在平面交差ですが、ここは「北町インター」として、将来的に新大宮バイパスが川越街道の下をくぐるようになります。現在は交差点の南北で、インターチェンジのランプを作る用地が確保されています。

 新大宮バイパスの改良も含め、全てのカギを握るのが、放射36号の未開通部の工事です。東京都によると、2023年度末時点で約88%。現在の事業認可期間である2031年3月までに道路が完成するよう取り組んでいるとしています。

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