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海上哨戒機「独自設計辞めます!」次世代機に選ばれたのはエアバスの「超ベストセラー旅客機」

乗りものニュース / 2025年2月7日 8時42分

新哨戒機「A321 MPA」のベースになる予定のA320の長胴型であるA321(画像:エアバス)。

2040年までで引退する機体の後継機。

次世代機は独自規格ではなくエアバス機ベース

 エアバスは2025年2月4日、フランスの将来的な海上哨戒機の評価及び研究のために、子会社であるエアバス・ディフェンス・アンド・スペースがフランス国防装備庁と契約を結んだと発表しました。

 フランスの大手電機企業であるタレスとも提携して行われるこの研究は、エアバス A320の長胴型であるA321をベースとした哨戒機「A321 MPA」の開発を目指す過程での性能評価のひとつで、順調にいけば2026年末頃には、海上哨戒機の開発と生産開始に進むことができます。

 フランス海軍では現在運用している海上哨戒機である「アトランティック2」を2030年から退役させ、2040年までに全て新型機に置き換える計画を立てており、A321 MPAは同機に代わる機体として研究・開発が続けられています。

 そのため、A321 MPAには対潜水艦及び対艦戦に特化した魚雷や開発中の対艦ミサイル「FMAN」が装備されるほか、最新世代レーダー、パッシブ・ソナー・ブイおよびアクティブ・ソナー・ブイを使用する音響システム、電子戦に対応する電子光学戦システム、磁気異常探知(MAD)など各種の装備が付けられる予定です。

 また、哨戒機として長距離飛行能力と低空飛行を含む高い機動性を備えることも予定されています。ベース機にA320が選ばれたのは、1万機以上が就航している運用実績や信頼性、旅客機ベースならではの低メンテナンスコストなどの理由があるようです。

 なお、2025年現在フランス海軍で使われている哨戒機である「アトランティック2」はベース機が存在しない、哨戒機用に独自に設計された機体となります。

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