【伝説のクソゲー】野球ゲーム「燃えプロ」がクソゲーと呼ばれる7つの理由

トリビアニュース / 2016年6月16日 6時0分

【伝説のクソゲー】野球ゲーム「燃えプロ」がクソゲーと呼ばれる7つの理由

伝説のクソゲー『燃えプロ』をご存知だろうか。1987年に発売されたファミリーコンピュータ用のソフト『燃えろ!!プロ野球』のことだ。ゲーム好きならクソゲーの代名詞として誰でも知っているレベルで伝説のクソゲーなのだ!

どのあたりがクソゲーなの?

しかし、燃えプロ発売当時の小学生たちも今や立派なオッサン。知っているけど実際にプレイしたことがないという若者もきっと多いことだろう。

しかし、燃えプロは「実際に一度プレイしてみるといい」と軽々といえないほどクソゲーなのである。わざわざファミコンの本体を引っ張りだしてまでプレイするようなものではない。そこで今回は、燃えプロがクソゲーと呼ばれる理由を7つにまとめて紹介したいと思う!

燃えプロがクソゲーと呼ばれる7つの理由

1. リアルすぎてテンポが最悪
燃えプロの特徴といえば、選手がかなりリアルに描写されていることに尽きるだろう。リアルな頭身の選手は非常に衝撃的であった。しかしリアルさを追求しすぎたのか、以下のような演出も忠実に再現されているため、とにかくゲームのテンポが悪くなっているのだ!

・キャッチャーからピッチャーへの返球
・バッターがベンチから打席に歩いて向かうシーン
・ピッチャー交代時にリリーフカーでゆっくり登場
・ホームランが出るとバッターがゆっくりベースを一周し、ピッチャーがマウンド上で崩れる

これらの演出を途中でカットできれば何ら問題がないが、もちろんカットはできない。待ち時間が非常に多くなってしまっているのである。

2. バントでホームランを打てる

各チームには1名のみ超強打者に設定されている選手がいて、バットにボールが当たるとかなりの高確率でホームランとなるのだ。たとえスイングの途中で止めたバットでも、バントでも超強打者ならホームランになってしまうのである。この「バントホームラン」こそが、燃えプロの代名詞ともいえるクソポイントだ。

3. 致命的なバグが確認されたが修正せず
燃えプロは爆発的な勢いでセールスを伸ばしたのだが、それにともなって野球のルールを無視するレベルの致命的なバグがいくつも確認された。

・ピッチャーがサインにうなずいたあとにバッターが素振りをすると、どんなボール球でもストライク判定
・ファールを打った次の球は、どんなボール球でもストライク判定
・スリーバントに失敗すると打順がひとつ飛ばされる
・コンピュータが選手を使い切るとフリーズする

しかし、制作会社のジャレコはこれらのバグを修正せず、注意書きの紙を1枚封入するだけという対応を取ったのである。しかもその内容は「一部ゲームを面白くするために野球ルールと異なる部分等があります」とのこと。なんとバグを正当化してしまったのだ!

たしかに、簡単に修正できるレベルのバグではなさそうだが、正当化してしまうのはすごいとしか言いようがないだろう。

4. カセットのカラーが2種類ある理由がひどい
燃えプロのカセットは本来赤い色をしているが、一部黒いバージョンも存在している。しかし内容は基本的には一緒。では何故色違いが存在するのかというと、当時燃えプロが爆発的に売れすぎて赤いカードリッジの在庫がなくなってしまい、急きょ『妖怪倶楽部』というソフト用の黒いカードリッジを使いまわしただけなのである。大ヒットに紛れて在庫処分もしてしまったというところだろうか……。

ちなみに黒カセット版が発売された以後は、一部の致命的なバグが修正されたものも流通している模様。とにかく黒カセットを持っている人がいたら「激レア」かもしれないし、そうじゃないかもしれない。

5. キャッチャーの手首が切れている

ピッチャーがとんでもないボール球を投げると、なんとキャッチャーは手首を切断し、キャッチャーミットのみでボールを捕球するのである。どんなに遠くに外れてもゆっくりとミットが追いかけていくシーンはなんともシュールだ。

6. 乱闘の演出がある
ある条件を満たしている時にデッドボールを当てると乱闘が始まり、スタジアムのビジョンにその様子が映し出される演出まで用意されている。乱闘が多かった昭和らしさを感じられるが、そんな演出まで入れるのならその労力で少しでもまともなゲームにできなかったものかと誰もが思うところだろう。

7. 選手は実名だが球団には無許可

リアルな選手が実名(文字数制限で表示できない選手もいるが)で登場することが魅力の燃えプロだが、なんと球団に無許可でこのゲームを発売してしまっている。

どうみても実名なのに『実際の球団・人物とは関係ありません』の一言で済ませようとしたようだが、そんな強引な方法が通用するわけがなく、Wiiや3DSで配信されたバーチャルコンソール版では選手名がすべて置き換えられてしまっている。

なんとPS4で新作が発売中!
燃えプロのクソゲーっぷりをご理解いただけただろうか。文字で読むと面白くても、実際にプレイすればストレスが溜まること間違いなしの燃えプロ。しかし、そんな燃えプロの最新作がなんとPS4で2016年に発売されてしまっているのだ。

しかも当時のバグやグラフィックを忠実に再現したというクソゲー愛に満ちた作品に仕上がっているというのだから驚きである。いったいどこに需要があったのだろうか……。

■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/

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