音楽フェス「X－CON」運営会社が破産開始 負債は数億円規模に

フェス事業が頓挫したX-CON

　X－CON合同会社（渋谷区）は11月29日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には永野剛志弁護士（東京丸の内法律事務所、千代田区丸の内3－3－1）が選任された。
　負債総額は推定3億円だが、今後変動する可能性がある。

　音楽イベント「X－CON2023」の企画などを手掛けていた。2023年12月8～10日に幕張メッセ国際展示場（千葉県）にて個性的なアーティストが出演するイベントの開催を予定していたが、11月に開催中止を発表し、混乱が広がっていた。　
　X－CONのホームページによると、チケットの返金について「チケットをご購入いただいた皆様への返金は、X－CON合同会社ではなく返金事務局が行っております。返金事務局は十分な資金を確保しており、チケット払い戻しの手続きは予定どおりに進めておりますのでどうぞご安心ください」と記載されている。

※X－CON合同会社（TSR企業コード:698650115、法人番号:7011003017362、渋谷区上原2－28－5、設立2023（令和5）年8月、資本金10万円）