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谷原章介、夫婦円満の秘訣は「互いに体に触れ合うこと」 ファンタジーな舞台で描き出す夫婦のディスコミュニケーション【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年2月24日 8時0分

-物語は、夫婦が結婚して7年目の出来事ですね。

 そうですね、僕自身、少し前に通ってきた道なのかなと思います。夫が30後半で、子どももまだ小さいという時期は、本当に大変な時期なんですよ。仕事も頑張らなくてはいけない。家に入って子育てをしている妻のことを家にずっといて楽をしていると思う人もいるかもしれませんが、キャリアが断絶してしまうつらさや自活できないことへの忸怩(じくじ)たる思いがある人もいると思います。誰もが自分で働いて、自分の力で、自分のお金で胸を張って食べていると言いたい。ところが、家に入ってしまうと、「食べさせてくれてありがとう」という環境になる。お互いにまだまだ折り合いがつかない状況の二人だと思います。

-本作のプロモーション映像で(公式サイトに掲載中)、谷原さんが「ご自身の生活がにじみ出そうで怖い」というコメントを寄せていました。どの辺りにそれを感じていますか。

 具体的なことはここでは言えないですが(笑)、男と女ですから、それはもちろんいろいろありました。お互い折り合いをつけたとはいえ、考え方は違うところもありますし、僕も年齢を重ねて更年期になってきて、いろいろなことが変化していく。子どもも成長してただ小さくてかわいいだけではなくなってきて。自分で歩き始めてそれに寂しさも感じますし、家族はどんどん変化していく。そうした今までの経験がいろいろなところに出てきそうだと思います。

-では、谷原さんは夫婦が仲良くいるために大切なことはなんだと思いますか。

 建前で言うと、「お互いをきちんと理解し、尊重し合って、話し合うこと」でしょうが、互いに体に触れ合うことは、夫婦でしかできないことでもありますし、大事なことじゃないかと思います。例えば、手をつないで一緒に散歩をするでもいいんです。そうしたやりとりはとても大事だと思います。その上で、相手を尊重すること、敬意を払うということも大事だと思います。

-夫婦に限らず、人とのコミュニケーションでは、どんなことを大切にしていますか。

 正義や自分の思いを主張しすぎないことかなと思います。相手の話を聞くのはすごく大事。ただ、人の話聞いているだけだと自分がない。主張するべきところはきちんと主張しなければいけませんし、お互いに主張を受け入れて、お互いの妥協点や着地点を見いだしたいなといつも思っております。

-ところで、最近はコンスタントに舞台に出演している印象がありますが、舞台に出演することへの思いを聞かせてください。

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