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羽村仁成、岡田将生との対決に感銘「立ち向かっていくぞという気持ちを持って演じないといけないと思った」【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年3月8日 12時11分

今回の朝陽という役を演じる上ではどんな役作りをしましたか。

 朝陽を演じるのは、本当に難しかったです。表向きは優等生でいい子なのですが、心の中にちょっと悪い部分も抱えていて、その悪い部分が他の人と関わっていくことによって、どんどん出てきてしまうという役だったので、何回も繰り返し台本を読み込んで、感情の切り替わりをどこでしているのかを考えながら演じました。

自分の中で役をかなり作り込んでから撮影に臨まれたのですか。

 そうですね。自分の中でこうした方がいいかなというのをいろいろ考えて現場に行っていました。朝陽は、大人っぽい部分もありますが、中学生らしさも持っているので、僕は中学生の朝陽を少しずつ出していくことを意識しました。

朝陽に共感できるところはありましたか。

 いや、あまりないです(笑)。そもそも、東昇が崖から人を突き落としている映像も僕だったら気付かないでしょうし、それが分かったとしても脅そうという考えにならない(笑)。

それはそうですね(笑)。金子監督からは、演技についてどんなアドバイスがあったんですか。

 「ここはもう少しゆっくり」とか、「ここはもう少し間(ま)を開けた方がいい」とか、具体的にアドバイスをしてもらいました。

一番難しかったシーンは?

 やっぱりクライマックスのシーンです。クランクアップ前の最後のシーンだったのですが、1番大事な場面だというのも最初に台本を読んだ時から分かっていたので、気合を入れて演じました。

共演者の皆さんとの撮影中のエピソードを教えてください。

 今回、オール沖縄ロケだったので、撮影がお休みの日は、(上間浩役の)前出(燿志)くんと(上間夏月役の)星乃(あんな)さんと一緒に「アメリカンビレッジ」というところに洋服を見に行きました。みんなでどこか行きたいという話はずっとしていたのですが、どこに行こうとなった時に、北村一輝さんが教えてくださって。それで、みんなを誘って行った場所です。

沖縄らしい体験もできましたか。

 海の近くでの撮影があったので、めちゃくちゃきれいな海を見られたことは沖縄だなと感じました。できれば泳ぎたいと思って水着は持っていったんですが、使うことがなかったので、それは残念でした。とにかくめちゃくちゃ暑かったのを覚えています。5月の中旬から6月まで撮影をしていて、その間、東京には2、3日帰ったくらいなので、ずっといました。

撮影中にこの映画ならではだと感じたことはありましたか。

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