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小関裕太&岡宮来夢、念願のロミオ役に「プレッシャーも力に変えて頑張りたい」【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年4月19日 8時0分

-小関さんは、「ロミオ&ジュリエット」やシェークスピア作品に出演することについては、どのような思いがありますか。

小関 まず、僕はミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の初演と再演を実際に劇場で観劇しているんです。初演のときは、僕はまだ高校生でしたが、あの美しい世界は今でも鮮明に覚えています。その後も、佐藤健さんが出演されたストレートプレーの「ロミオ&ジュリエット」も観劇しました。出演が決まってからは映像で蜷川幸雄さんが演出された藤原竜也さん主演の作品も見ました。(ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の)2021年の後輩の甲斐翔真さんが出ていた公演も、麻璃央くんが出ていた公演も、古川雄大さんがロミオを演じていた年も見ています。見比べると面白いんです。そうしてたくさんの作品を見たので、理解もだいぶ深まっていると思います。

 それから、この作品がシェークスピアの戯曲を原作とした作品であるということは、僕がこの作品に携わってみたいと思った大きな理由の1つです。23年に出演した舞台「キングダム」で、壤晴彦さんとご一緒させていただいたとき、シェークスピア作品についてお話をたくさん聞かせていただきました。壤さんは、「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」と交流があったり、蜷川さんの舞台にもご出演されていたので、とてもお詳しくて。そうしたお話を聞く中で、シェークスピアの作品を知ることによって理解が深まることも多いんだろうと興味を持ち始めたタイミングで、オーディションのお話をいただいたので、これはある種、運命だなと思って受けさせていただいた経緯があります。なので、僕もこの作品に今、とても前のめりになっています。

(取材当時)お稽古はまだこれからだと思いますが、それぞれどんなロミオになりそうですか。

岡宮 僕は「この世界にもいそうなロミオ」になるのではないかなと思います(笑)。もちろんロミオはベローナという街に生きていますが、僕が演じることで「ああ、こういう子、いるよね」と共感していただけるロミオになるのではないかなと。あまり気負わずに、感じたままに演じたいと思います。

小関 僕は「爆発」かな。もちろん役者の皆さんそれぞれの熱さと爆発力があると思いますが、僕も爆発するようなロミオを演じたいです。喜怒哀楽の感情表現の中で、悲しみが爆発する瞬間が一番感情移入しやすいと思います。もちろん、その悲しみのためには「好き」という思いや愛情といったポジティブな感情を実感する必要があると思いますが、見ている皆さんも悲しみから物語を実感しやすいのではないかなと思うので、悲しみの表現を大事に演じたいです。そして、この作品が結末に向かっていくにあたって、1つ1つの爆発も大事だと思うので、体をボロボロにして頑張りたいと思います。

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