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ゴジラに挑む期待の新鋭・上西琢也監督「自分のゴジラが劇場公開されることがうれしい」『GEMNIBUS vol.1 ゴジラVSメガロ』【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年6月27日 10時0分

-それがVFXの道に進むきっかけになったと?

 それから国内でCGを手掛けている会社を探し、白組の存在を知りました。しかも当時、ゴジラ映画は休止期間でしたが、ちょうど山崎貴監督が『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(07)にCGのゴジラを登場させたんです。それをきっかけにゴジラ映画、怪獣映画を作りたいと、引き寄せられるように白組に入社しました。

-上西監督も「モデリングアーティスト」として参加された山崎監督の『ゴジラ-1.0』がアカデミー賞視覚効果賞を受賞したことについては、どんな感想をお持ちでしょうか。

 生きててよかったです(笑)。ゴジラ映画がアカデミー賞を受賞する時代が来るなんて、夢にも思いませんでしたから。おかげで、歴史的な瞬間に立ち会うことができました。今までアメリカのアカデミー賞は、「よそのすごいお祭り」でしたが、そこに自分が参加できるかもしれない、という道を示してくれたこともありがたく思っています。実際に自分がその道を歩けるかどうかは、これからの努力次第ですが。

-ご自身がゴジラ映画を監督するとしたら、どんな映画にしたいですか。

 ゴジラ映画の魅力は、70年の歴史の中にさまざまな作風の作品があることです。その中で僕が監督できるとしたら、とにかく怪獣がかっこいい作品にしたいですね。会社が違うので難しいところですが、夢はゴジラと(KADOKAWAの)ガメラを対戦させることです。

(取材・文・写真/井上健一)

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