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山本耕史&クリスタル ケイ「ニューヨークの空気感を感じられる」 伝説のミュージカル「RENT」を日米合同キャストで上演【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年7月29日 13時46分

-クリスタルさんはモーリーンという役について、今どんな印象をお持ちですか。

クリスタル 自分とは真逆な性格の人なのかなと感じているので、それをどう出せるのか、考えているところです。モーリーンは、怖いもの知らずで、言いたいことを言ってやりたいことをやるという自己中なところがありますが、みんなを虜とりこにしちゃうエネルギーを持っています。恥ずかしさを全部置いてできたらと思いますが、未知の世界です(笑)。自分と全く違う役を演じるのは、もしかしたら楽しいのかもしれないけれど。

山本 めちゃくちゃ合うと思うよ。

クリスタル そういってもらえると心強いです。オリジナルキャストの印象が私はすごく強いので、それを意識したくないなとは思います。リスペクトしつつ、取り入れられるところは取り入れて、でも、自分らしいモーリーンにしたい。「クリスタル ケイのモーリーン、よかった」と言っていただけるように演じたいですね。

-日米のキャストが集結して上演するからこそ楽しみにしていることはありますか。

クリスタル 友達がいっぱいできそう。それから、ミュージカル俳優の先輩ばかりなので、いろいろなことを学ぶ機会になると思います。なので、“スチューデントモード”で(稽古場に)入ろうと思います。

山本 きっと(アメリカからやってくる)彼らも日本で舞台に立つのはいつもと違う特別なものだし、楽しんでやるのだと思います。

-今回の公演で特に注目して見てもらいたいところは?

山本 この作品を観た見たことがない方も「この曲知っている」という楽曲が出てくると思います。1990年代を舞台にしているので少し昔の物語ですが、ジェンダーやドラッグ、エイズといった当時のニューヨークの空気感を感じられる作品です。ニューヨークに興味がある人、ニューヨークに行ってみたいと思っている方は、その空気感を体感させてくれる作品になると思います。この作品を知っている方も知らない方も、「RENT」の空気感に浸っていただけたらうれしいですね。

クリスタル テーマは昔からあるものだけど、それにやっと日本が追いついてきている感じがあります。「人間と人間のコネクションを大切にしようよ。アートを大切にしようよ」というエネルギーにあふれています。見終わったあと、今を大事に生きようと感じられる作品になると思います。

(取材・文/嶋田真己)

 日米合作 ブロードウェイミュージカル『RENT』は、8月21日~9月8日に都内・東急シアターオーブ、9月11日~15日に大阪・SkySkyシアターM B Sで上演。


日米合作 ブロードウェイミュージカル『RENT』

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