紅ゆずるの“ゼロ地点”は「宝塚歌劇団の公演を初めてテレビで見た日」【インタビュー】
エンタメOVO / 2024年9月3日 8時0分
-そこから音楽学校に向けてスタートしたのですね。今、紅さんにとって宝塚とはどんな存在ですか。
私の基盤を作ってくれた場所かなと思います。基盤を作ってくれた場所で、紅ゆずるができた場所。
-なるほど。スタートという意味では、退団した時もまた新たなスタートだったのでは?
その時は、スタートとは思いませんでした。もう全てが終わった気がして。この後、何がやりたいのかも分からなくなっていましたから。
-そうすると、その後、俳優としてやっていこうと考えるようになったのは、どんなきっかけがあったのですか。
きっかけというのは特になかったように思います。退団した4日目には仕事をしていましたし、その1カ月後に事務所にも入りましたが、自分の中ではまだ気持ちが定まっていなかったので、何をやりたいのかも分からずにいました。ただ、やるからには応援してくださるファンの方のためにも、もちろん自分自身のためにも、本腰を入れて取り組んでいきます。
-これから先については、今はどのように考えていますか。
何になりたいというよりは、紅ゆずるにしかできないものがあるのではないかなと思っています。お芝居は好きなのでやっていきたいですが、自分が何をやりたいのかを探していきたいですね。
-改めて公演に向けての意気込みを。
この役になりきるための要素を1つでも多く見つけて、自分の中に入れたいと思っています。そして、舞台に立つ時には、紅ゆずるではなく、オードリーとして立っているのが目標です。ミステリーですが、ただのミステリーではないので、それもまた楽しみに来ていただけたらなと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
ノサカラボ「ゼロ時間へ」は、10月3日~9日に都内・三越劇場、10月13日・14日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演。
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