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市川新之助、襲名披露公演の締めくくりに意気込み この2年での変化を聞かれ「気持ちが変わった」

エンタメOVO / 2024年9月9日 16時50分

取材に応じた市川新之助 (C)エンタメOVO

 十三代目 市川團十郎白猿襲名披露 八代目 市川新之助初舞台「十月大歌舞伎」合同取材が6日、東京都内で行われ、市川新之助が取材に応じた。

 2022年11月歌舞伎座を皮切りに2年にわたり各地で行われてきた襲名披露興行だが、10月10日から26日まで大阪松竹座で行われる公演で締めくくりとなる。今回の公演は、昼の部は、二世市川團十郎により大阪で初演された「雷神不動北山櫻」を上演。夜の部では、襲名披露演目として「口上」、そして「連獅子」を團十郎、新之助が親子で勤める。

 新之助は、これまでの襲名披露興行を振り返り、「大変というよりは、楽しかったです。やはり僕はせりふが好きですし、立ち回りが好きです」とコメントを寄せた。そして、父・團十郎からは「僕は踊りが苦手なのでそういうところや、せりふの細かいところを教えてもらいました」とアドバイスをもらうことも多かったと話した。

 また、この2年での変化を聞かれると、「自分自身では成長はそれほど分からないですが、やはり身長が伸びたのかなと思います。それから、前に比べて気持ちが変わったかな。友達には、性格が変わったとたまに言われたりするんですが、僕はそんなに意識していないです」と冷静に分析した。

 締めくくりとなる大阪公演で勤める「連獅子」は、「歌舞伎十八番を二役ほどやらせていただいて、新たなものに挑戦したいと思って、やりたいと思いました。僕も『連獅子』が好きなんです。お父さんを見ていてすごく楽しかったので、僕もやってみたいなと思って」と目を輝かせる。


 稽古は始まったばかり。新之助は「『連獅子』は難しいお役なんだろうなとイメージしていましたが、いざ実践してみると思っていたよりも難しくて。お父さんと息をピッタリ合わせないといけないので、そこが大変かなと思います」と苦労も明かし、「全部精いっぱいやらせていただくので、全部見ていただけたらうれしいです」とアピールした。

 公演は、10月10日〜26日に大阪松竹座で上演。

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