1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「僕たちがこれだけいろいろと頑張ったんだから、とりあえず見てくれ」(笑) 山寺宏一、伊瀬茉莉也『ビートルジュース ビートルジュース』【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年9月26日 17時47分

-今回は“全身吹き替え”が話題になりましたね。

山寺 声の収録は別です。僕の場合は、まず特殊メークのためのかたどりをやって、その後に声を録って、録り終わった後にメークをして衣装をつけて撮影という。だから、「こういう扮装(ふんそう)をしたら役作りに役立ったんじゃないですか」って聞かれるけど、全く役立ってはいないです(笑)。かたどりに4時間、メークに5時間、撮影に3時間もかかりました。

伊瀬 私は普通の人間の役だったので、衣装を着て、メークをして、アストリッドとして、私も映画の一部に出るのかなぐらいな感覚でした。史上初の全身吹き替えということに、宣伝担当者の熱い思いや、作品に対する愛情みたいなものを感じて、一緒におみこしを担がせてくださいみたいな気持ちで、ノリノリでやらせてもらいました。

-今回の吹き替えをしながら、苦労した点、楽しかった点、心掛けたことなどを。

山寺 一番苦労したのは全身吹き替えですけど(笑)。声の方ではもちろんビートルジュースは初めてだったので、どうやったら日本語吹き替え版を見に来るお客さんに楽しんでいただけるかということを考えました。字幕版と両方見る方もいるので、全く違ってもいけないし、違和感があってもいけないし、そこが難しいところです。マイケル・キ―トンをやるのは初めてじゃないけど、ビートルジュースを演じている彼をやるのは初めてだったので、冒頭のシーンはどういうテンションがいいのかとか、ディレクターといろいろと相談をしました。あとは、いくつかのパターンをやってみて、どれが面白いのかを判断してもらうこともありました。やっぱりこの仕事は、難しければ難しいほど楽しいです。ただ、うまくできたというのは自己満足で、あとは観客の皆さんの評価なので、そこでまた落ち込む可能性はありますけど、やっている時は楽しかったです。

伊瀬 ジェナ・オルテガさんの吹き替えを担当させていただいたのは今回が2作目でした。ディレクションの時に、もっとリアルにティーンエージャーの揺れている感じを出してほしいみたいに言われました。劇中のせりふで「リアルに生きろ」というのがありますが、まさにそれだなと。出てくるのはこの世のものではないキャラクターばかりだけど、アストリッドは生身の人間ということで、結構ディスカッションをして、キャラクターを固めるのにちょっと時間がかかりました。そこが難しくもあり、楽しいところでもありました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください