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ミュージカル「レ・ミゼラブル」に再び挑む、石井一彰「お客さまの人生の記憶に残るジャベールを演じられれば」【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年10月24日 8時0分

 失敗を恐れずに挑戦し続けることや、常に向上心を持っていなければならないということが心に深く刻み込まれたなと思います。同じ芝居を毎日、同じようにできなければいけない。でも、今日、ご覧になられたお客さんが、もし、明日もご覧になられるとしたら、今日よりも明日のほうが感動したと思っていただけるように、日々、どこかに挑戦を見つけてやっていくというのが大事だなと感じました。俳優として向上心を持つことがマストだと学んだように思います。

-2007年にフイイを演じて以来、16年ぶりに「レ・ミゼラブル」に出演されますが、また出演したいという思いはずっとあったのですか。

 舞台に立ちたいという気持ちはずっと持っていました。ただ、そこに固執して「ずっと戻りたかった」というよりは、自分の積み重ねの中で出会う作品の1つだという認識です。もちろん「レ・ミゼラブル」がゴールではなく、積み重ねの中で出会えたのがこのタイミングだったのかなと思います。

-今回、ジャベールを演じますが、石井さんが目指す「ジャベール像」はすでに見えてきていますか。

 今の段階(9月取材当時)では、漠然とではありますが、ジャン・バルジャンに対する執着を強く出したいと思っています。ジャベールとジャン・バルジャンは表裏一体、二人で1つというイメージが僕の中にはあるんですよ。もちろん別の人間ですが、どうしても相いれないところがある二人が最後には交わることができる。「俺が白で、あいつは黒だ」とずっと執着していたけれども、段々とそれがグレーになっていく。そうした変化を見せたいです。ジャベールは、ジャン・バルジャンに出会ったことで人生が大きく変わっていくので、影響され変わっていき、自分自身に混乱する姿を見せられたらと思っています。

そのジャン・バルジャンを演じるのは、吉原光夫さん、佐藤隆紀さん、飯田洋輔さんの三人です。

 まだ歌稽古の段階なのでこれからですが、皆さん、それぞれ歌声もせりふの言い方も違うので、僕の芝居も少しずつ変わってくるのかなと思います。吉原さんは10年以上、ジャン・バルジャンを演じられていて、ジャン・バルジャンそのものというエネルギーがある方だと思います。佐藤さんと飯田さんは、鋭さよりも柔らかさを感じます。一緒に相対して歌稽古していてもそれぞれの違いを感じているところです。

-ジャベール役も伊礼彼方さん、小野田龍之介さんとのトリプルキャストです。お二人の印象は?

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